夏の参議院選挙が近づくにつれ、聞こえてくるのがタレントの立候補。政治への関心や、各党のイメージアップにもつながるが、舛添東京都知事のふがいなさもあり、不安もよぎる。そこで、新党大地代表・鈴木宗男さんに話を聞いた。
「参議院は“良識の府”であり、本来は見識のある、その道を極めた専門家が集う場所。芸能界で20年以上のキャリアを積んだタレントなら、その分野で得た見識を政治に生かすこともできるだろう」
鈴木さんが考える必要な人材とは?
「参議院に必要な人材は、各分野で長きにわたって見識を広めてきたプロ。彼らの教養をもとに長期的な日本の方針を組み立て、それを衆議院が組み上げるならば理にかなっている。もしタレントが本気で国の将来を考えて政治家になりたいというのなら、タレント業は辞めて若いうちに衆議院に立候補するべき」
そして、最後にこうアドバイス。
「国会議員は3期当選して初めて政治家と認められるため、腰かけで政治家になっても、誰も認めてくれないんです。やる気があるのなら、20年キャリアを積んでその経験を国会に生かすか、生涯政治家を宣言するかのどちらかでしょう」