昨年10月、雅子さまは『国民文化祭』の前に、東日本大震災の被災地、福島県の復興状況もご視察。
12年ぶりに月に2度の地方公務を果たされたが、今回はそれ以上の活動ぶりになるかもしれない。
宮内庁関係者が明かす。
「6月20日ごろから皇太子ご夫妻は、1泊2日で岩手県の復興状況視察に出かけられる予定が持ち上がっています。もし実現すれば、2週連続の地方公務で宿泊を伴うものとしては約13年ぶりになると思います。
雅子さまは'11年の東日本大震災後は、2週連続で東北へお見舞いに行ったこともありますが、日帰りでした。
'03年3月に『世界水フォーラム』で、京都府に泊まりがけで2週連続の訪問をされて以来になると思います」
岩手県で皇太子ご夫妻は、宮古市田老地区の「震災遺構」として保存されているホテルや、高台に集団移転した団地を訪れ、被災者を励ましになるご予定も検討されているという。
3日には、被災地の復興の状況と取り組みについて聴取するために、復興庁の事務次官からの「進講」を皇太子さまとともにお受けになったという雅子さま。
「千葉訪問の直後に、決してアクセスのよくない宮古市を訪問されることは雅子さまにとって簡単なことではありませんが、実現すればさらなる一歩になると思います。雅子さまの訪問は被災者の励みになりますし、その歓迎ぶりに雅子さまも前向きな気持ちを持たれるのではないでしょうか」(同・東宮職関係者)
ご成婚記念日の当日は、天皇・皇后両陛下やご身内を、お住まいの東宮御所に招待し、夕食会を開くことが多い皇太子ご一家。
雅子さまの“挑戦”が目前に控えるなか、皇后美智子さま(81)からは、祝福とともに励ましのお言葉があるかもしれない。