「自分のことを“すごいイイやつ”で“正直すぎるのがよくないところ”と話していました。年始に街の人たちにおめでとうを言いに行って握手会になってしまったり、ファンの人と普通に買い物したりなど、アイドルを逆手に取ったような器の大きさがありました」(前出・女性誌記者)
またSMAP愛の強さでも知られ、《自分にとってSMAPはもうひとつの家。(中略)ひとりになっても僕はSMAPをやってる!》(JUNON'96年4月号)と発言していた。
今回の解散騒動で確執が取りざたされる木村のことも、
「慎吾くんがドラマで活躍しだしたころ、クランクアップ後に“よく頑張った”と留守電が。うれしくてしばらく残しておいて、家族や親しい人に聞かせたそうです」(テレビ局関係者)
香取の言動をたどっていくと、少年の純粋さの向こうに、すべてを受け入れようとする芯の強さが見えてくる。
《困ったときに頼るのは自分。困ったときによく質問します。“大丈夫か?”と。ホントに大丈夫なときはうなずいてくれるんですよ。間違ってるとしても“今はわからない。だから思い切ってやれ”と》(JUNON'98年9月号)
リーダーの中居は、かつて香取を「SMAPの中でいちばん大人」と表現した。女性関係においても2歳年上の一般女性と20年以上にわたり交際と報じられ、驚くほど地に足が着いている。小学生のころからほとんどの時間をSMAPとして生きてきた彼にとって、そこはまさに“もうひとつの家”だったのだろう。
「今回の解散は慎吾くんが木村くんへの不信感をどうしても払拭できなかったことが大きな理由と言われています。本当に純粋な気持ちでSMAPとメンバーを愛していて、デビュー前から28年間、微塵も疑いのない信頼によって続けてきたからではないかと思います」(前出・テレビ局関係者)