“聖地巡礼”をしたくなる舞台
作品の舞台を巡る“聖地巡礼”も人気だ。特に、東京・四谷の須賀神社とJR信濃町駅の歩道橋にファンが集まっている。
「現実はどれくらい違うのかと思って来たら、映画とほとんど変わりなかったので驚きました。信濃町の歩道橋にも行きました。これから六本木の美術館に行こうと思っています」(須賀神社に来ていた男子大学生)
また、映画を見ていなくても、SNSで話題になっているから見に来たという人も。台湾からやってきた観光客までいた。
主役2人の声による演技が圧巻
「新海監督は、神木隆之介さんのかわいらしいけど男の子っぽい声に魅力を感じたそう。神木さんも『秒速5センチメートル』を30回以上見た大の新海ファン。相思相愛です(笑)」(芸能プロ関係者)
高校生の男女、立花瀧と宮水三葉の身体が入れ替わる設定なので、俳優は1人2役で演じなければならない。
「三葉を演じた上白石萌音さんは、街で見かけた男子高校生の話し方を見て勉強したそうです。また、神木さん演じる三葉のしゃべり方も参考にしたとか。演技歴は短いのですが、すごい努力家です」(前出・芸能プロ関係者)
ピアノ曲にこだわったRADWIMPS
もともと監督はRADWIMPSのファンだったそう。
「2年前の秋に、プロデューサーの川村元気さんからRADWIMPSの野田洋次郎さんに、“1度、監督と会ってみないか”というメールが来たそうです。その数日後に会うことになったのがきっかけです」(音楽ライター)
「ピアノには特にこだわって、映画のサントラアルバムの10曲目『デート』という曲では、ピアノによって切ない雰囲気を盛り込んだのです。新海監督がその曲を気に入ったことで、ピアノの曲が増えたみたいですよ」(前出・音楽ライター)