そして皮肉にもリオ五輪真っただ中の8月14日、ついにSMAPの年内解散が正式発表されてしまった。'04年をのぞき毎年リリースされてきたシングルも、今年はどうやら望みはなさそうだ。
「Iさんが抜けたいま、5人をまとめ上げられる存在がジャニーズにいなくなってしまった。一説ではジャニー喜多川社長ですら、説得できなかったというのですから大変なことです」(芸能プロ関係者)
ジャニー社長が“生みの親”であるなら、I元マネージャーはまさに唯一無二の“育ての親”。5人が互いに納得して歌うには、彼女なくして実現はできなそうだ。
そして12月21日に発売されるベストアルバムも、彼女の置き土産だという声も。
「解散だから発売ではなく、もともと昨年より25周年を記念して計画が練られていたといいます。そしてデビュー日の9月9日に発売、コンサートツアー開幕となっていたのかもしれません。が、解散が決定したいま商業的にファン投票による収録曲、発売日も年末にずらしたのでしょう」(前出・音楽雑誌編集者)
それにしても、“ベスト”とは聞こえはいいが、収録曲は当然ながら既出シングルをかき集めたCD。ファンはすでに持っていそうだけど?
「全国のファンによるCD購買運動の中心となっているのが『世界に一つだけの花』。これまで約260万枚を売り上げていましたが、今年で出荷枚数は300万枚に到達。過去のほかの楽曲もあわせて売れ続けています」(レコード会社関係者)
熱心なファンは当然のこと、最後のアルバムとなれば一般ファンやそれ以外の人たちをも取り込めるかもしれない。とくに『世界に〜』は小中学校の音楽の教科書に載る、誰もが知る国民的“スマウタ”。やはり『25 YEARS』でも『世界に〜』が獲得票数1位に輝くのだろうか!?