芝居に目覚めたキッカケは高校1年の文化祭
料理を作るのが大好きなことは女優になった現在も変わらない。
特に、お菓子作りは忙しい合間も取り組む趣味で、共演者やスタッフにも評判。
「『ラスト・シンデレラ』に出演したときも、クッキーやカップケーキを手作りして差し入れてくれたんです」(制作会社関係者)
そんな彼女の気持ちが料理からお芝居に動いたキッカケは高校1年生のときの文化祭。クラスで映画を撮った際の達成感が印象深かったみたい。脚本から撮影、監督まで担当し、素人ながらも映画作りの大変さを学んだ。実は、この経験が後に重要な役割を果たすことに。
それまでは映画やドラマにまったく興味がなく、ほとんど見たことがなかった。文化祭の直後に偶然、今の事務所にスカウトされたそう。
「実は、その場所というのが上地雄輔さんのライブ会場だったんです。彼の大ファンでその日もプライベートでライブを見に行っていたそう。グッズを買おうと並んでいたところ、会場にいた関係者の目に留まりスカウトされたんですって。事務所で上地さんと初めて会ったときは、緊張してしまってうまく話せなかったとか(笑)」(スポーツ紙記者)
そこから女優・芳根京子が形成されていくうえで、キーパーソンとなったのがマネージャーのA氏。
「Aさんはほかにも売れっ子のタレントさんを抱えていましたが、芳根さんを育てたいからと、その方をケアしつつも付きっきりで彼女の指導をしていました。何度もダメ出しされて泣いてしまうこともよくあったといいます。Aさんは食事ひとつとっても未成年ということで場所に気を遣ったり、細かい部分にも目を光らせていましたね。今回の朝ドラヒロインも“2人でつかみ取った栄光”といっても過言ではないでしょう」(テレビ局関係者)
そのA氏と交わした約束のひとつが“ブログを毎日更新すること”だそうで、
「“これ面白いですかね?”と必死にネタ探しをしていましたよ。体調を崩してしまったときにさすがにストップするかと思ったのですが、マネージャーさんに代わりに更新をお願いして、“毎日書く”というルールは破りませんでした」(前出・テレビ局関係者)
プライベートで親交があるのは、同世代の子たちがほとんどらしい。とりわけ仲がいいのは共演者たち。
「朝ドラで共演している土村芳(かほ)さんや百田夏菜子さんとはよく一緒に食事に行ったりしていますね。百田さんとは以前に映画『幕が上がる』でも一緒でしたから、前から仲がよかったんですよ」(制作会社関係者)