芸能界を引退し、幼児教育の道に進むことを発表した、ハロー!プロジェクトの“ももち”こと嗣永桃子。10歳でハロー!プロジェクト・キッズの一員となって以来、ZYXやBerryz工房、Buono!などで活躍、近年はカントリー・ガールズのプレイングマネージャーとして後輩たちを牽引。一方、その芸能活動の傍ら、自らの将来を見据え、大学に通い教員免許を取得していた。このももちの選択にみるように、アイドルの形が一昔前とは大きく変わってきているとフィフィは指摘する。
「高学歴化するアイドルたち」
嗣永桃子さん、同じくハロプロで介護福祉の道に進むため、モーニング娘。'16を卒業した、モーニング娘。第9期メンバーの鈴木香音さん、そして弟の学費に目処がついたとして芸能界を引退すると発表した乃木坂46の橋本奈々未さん。いずれも、自分の目標とする新たな道に進むため、あるいは自らの目的を達成したため、アイドルそして芸能界を引退するという形を選びましたね。
彼女たちのように、今のアイドルたちは、その活動の合間を縫って学業にも精を出し、大学に進学したり、専門的な勉強をして資格をとったりするケースも多く、アイドル以外の道で生きていくという選択ができるようになりました。
今までイメージしてきた、いわゆる昭和のアイドルとは、アイドルの形そのものが変わってきているよなあと思うわけです。
「アイドルのあり方の変化は、メディアの多様化が生み出した」
アイドルの形が変わってきた背景には、メディアが多様化してきたということが挙げられると思います。メディアが多様化し、みんなの好奇心が色々なところに散らばってしまった。