「ひとりでカラオケに行くくらい、歌うのは大好きなんです。でも、ラップでセリフを言うのは歌ともまた違うし、もともとリズム感もないので、家で必死に自主練をしています」
演技派女優がラッパーに!? ラップにのせて感情を爆発させるという、ドラマ『レンタル救世主』(日本テレビ系 毎週日曜夜10時30分〜)での強烈なキャラ設定が話題の志田未来。普段のかわいらしい姿からは想像できない“号泣ラップ”の泣き顔シーンはまさに衝撃!
「母からはドラマを見たあとに“泣き顔ブスだね”ってよく言われていて。今回は監督の指示もあって、より表情を意識したんですが、ついに“泣いている顔がブサイクすぎて見ているのが恥ずかしい”って言われてしまいました(笑)」
それでも演じている本人は、恥ずかしさは微塵もないとキッパリ。小さいころから活躍し、女優としてのキャリアはもう17年に及ぶ。
「実は中学生に上がるのを機に、もうやめようかなと思ってたんです。ほかになりたいものがあったとか、そういう理由みたいなものはなく、ただただ漠然と引退を考えていました」
そんな彼女の転機になったというのが、小学6年生の夏休みに撮影した天海祐希主演のドラマ『女王の教室』('05年)だった。
「連ドラへの出演は、それが初めてでした。そこでドラマ作りってこんなに大変なんだ、限られた時間で、みんなでひとつのものを作るってすごく楽しいことなんだと、小学生ながらに感じました。その作品がなかったらやめていたと思います」
それから約10年。代表作にも挙げられる『14才の母』『誰も守ってくれない』『秘密』『ST 赤と白の捜査ファイル』など、話題作に多数出演し、着々と実力を伸ばしてきた。この1年も舞台に映画にドラマと充実していたと振り返る。ちなみにクリスマスまであと少しだけど、今年の予定は?
「(マネージャーを横目に)たぶん……休みだと私は思ってます(笑)。毎年、実家で家族とクリスマスパーティーをやるんです。休みだと思って勝手に計画を立てていますが、もしお仕事だったとしても、日程をずらして今年もパーティーを開きたいです!」