「昨年の初めは、大学生の甥っ子のお世話をしました。“就職活動で東京に行くので3日くらい泊まらせて”という話が3か月に(笑)。でも、ご飯を食べさせたり、就職させるところまでお手伝いできて、“働くママってこうなんだ”って貴重な体験をさせてもらいました。別れ惜しかったですよ〜。“また来てね”って泣いちゃいました(笑)」
仕事に私生活に、昨年はたくさんの新たな経験を味わったと語る羽田美智子(48)。そんな彼女が今年、12年ぶりの舞台に挑戦。羽田らが所属するレプロエンタテインメントが浅草に作り上げた劇場『浅草九劇』で、劇団『ONEOR8』とタッグを組むこけら落とし公演第4弾に出演する。
「映像作品が多い私としては、舞台はどうしても畑違いな感じがします。でも、ドラマや映画で舞台出身の役者さんとご一緒すると、すごく腹がすわっていて頼もしいし、いずれ自分もそうなりたいと思っていたので、今回はすごくチャンスだなって。“人生の恥はかき捨て”って思っているので(笑)、12年ぶりとかあまり思わず、果敢にぶつかっていこうと思います」
浅草についてはこんな思い出が。
「ロケをしたとき朝6時半だったんですけど、酔っぱらっている人がたくさんいらっしゃって。そしたら、共演させていただいた伊東四朗さん(※土曜ワイド劇場『おかしな刑事』シリーズ)が“みんないい顔してるでしょ。ここはわれわれ役者にとって人間観察の宝庫なんだ”っておっしゃったのをすごく覚えています。懐の深い街ですよね」
今年は舞台だけでなく、4月からは有村架純が主演を務める朝ドラ『ひよっこ』にも出演。ヒロインの母親・美代子(木村佳乃)と幼なじみである助川君子を演じている。
「架純ちゃんは本当にいい子で頑張りやさん。若いけど頼りになる座長だし、佳乃ちゃんと“私たちお母さんチームは全面バックアップ態勢で!”って話してます(笑)。お母さん役のみなさんが、自分の子ども役の子に愛情たっぷり接していて。母性にあふれていて、現場はすごくいい雰囲気ですね」
“大好き”なものを聞いてみると──。
「ゾロ目や並びの数字を見たときです。お会計とかで“3456円です”って言われたら、“見てください!”って店員さんに話しかけちゃったり(笑)。この前なんて、自分の車の走行距離が9万9999キロになったとき、時間が4時44分だったんですよ! もちろん写真を撮っちゃいました。そのあと10万キロになった瞬間も(笑)。数字が並んでいると気持ちいいし、身体が熱くなる瞬間です」