メンバー解散について思うこと「僕は木村が正しいと思う」
しかし、彼女とメリー喜多川副社長との対立から、メンバー間でも亀裂が生じ、グループは解散へ。J氏は、あの結末をどう見るのだろう。
「僕は木村のほうが正しいと思う。妻子持ちと独身の違いが出たのでしょう。それに、SMAPとして活躍できたのは事務所とジャニーさんあってのこと。
そして何より、ファンの存在がなければあれだけのビジネスとして成り立たなかった。もうSMAPとしての活動再開はないと思います。利権も複雑ですから」
木村については、歌でのソロ活動を期待する声もあるが、J氏は「俳優としてならともかく」と前置きして、
「木村でも音楽をひとりでやっていくのは無理ですよ。歌はグループがあってこそ。木村自身は“まだ先のことはわからないけど、僕は前を見ていくだけ”と言ってました」
ただ、ここで意外な話が。
「ジャニーズ事務所はすでに先を考えています。木村と亀梨和也でユニットを組んで、期間限定で中国でコンサートツアーをやろうという話があるそうです」
この2人といえば、ドラマ『MR.BRAIN』(TBS系)で共演して以来、亀梨が木村に心酔して、服をもらったり、ゴルフをしたりという仲だ。
そして、中国ではあのIさんがコネクションを築いているとされる。全面戦争ということもあるのだろうか。
「具体的にはこれからのようですが、今のところ国内での話はないようですね」
そんな事務所の将来については、
「メリーさんはファンに悪く思われているのを気にしていて、最近では何も発信しませんね。娘のジュリーさんには会長になってもらって、近藤真彦さんが社長になるんじゃないですか」
最後に、J氏はこう言った。
「“立つ鳥、あとを濁さず”ではないですけど、25年、一時代を築いたSMAPですから、思い出を美しく残してほしいですね。いつまでもSMAPを引きずらないで、これまで以上に5人がそれぞれの得意分野で頑張ってほしい。それだけです」
熱い時代をともにしていたかもしれない仲間たちへのエール。見守ってきた人の優しさがそこにあった─。