対談中、二人で自撮り! のワンシーン 撮影/森田晃博
対談中、二人で自撮り! のワンシーン 撮影/森田晃博
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高須院長は西原さんのどこが好き?

フィフィ「でも、息子さんなどご家族は、院長の恋愛をどのように思っているんですか?」

高須「関係ないもん! ボク、独居老人だもん! 子どもたちみんなそれぞれ家庭を持っていて、今更どうこうしませんよ」

フィフィ「なるほど……。ところで、コレ、私が聞きたいんじゃないですよ! 週刊女性PRIMEの編集部がどうしてもと言うから聞くんですけど!(笑) ズバリ、西原さんのどこがお好きですか?

高須「また~フィフィさんが聞きたいんでしょう(笑)。そうですね、一言でいうなら、真逆であるから。ボクにないものを持っているからですね。持ってないものを持っているから、そこに惹かれます」

フィフィ「そういえば、思想も違うとおっしゃってましたね」

高須「そう、似ているところは体形だけでしょうか。最近二人ともぽっちゃりしてきてね」

フィフィ「昔から、自分と逆のタイプに惹かれるんですか?」

高須「そうです。昔からそうです。でも、ボクは死んだ女房と西原だけだけどね

フィフィ「でも、いつも先生は西原さんのマンガで、かなりエグいとこまで描かれてますよね! いいんですか?」

高須「彼女はボクで食ってますからね(笑)。前に“尿モレ老人”なんて描かれまして、その反論本を書いたら、この間絶版になりましてね。でも、愛とは惜しみなく与え、奪われるものです

フィフィ「え~! 私にはまだ難しくてわからない~‼ 見返りは求めちゃいけないってことかな……。でも、今は見返りを求める人が多いから、ストーカー事件や、別れる別れないで殺人なんて悲しいことが起きるのかな

高須「“愛したんだから、なんかしてちょうだい”は恋愛じゃない。取引です」

フィフィ「でも、院長はもし今、西原さんに振られたらどうするんですか? さみしいだとか、ムカつくとかありませんか?」

高須「もう、愛を受けることも捧げることもできない、以上。で、いい人だったね、で終わりですよ」

フィフィ「心が広いですね~。私はまだ愛し愛されたいとか思うし、悩むし……。今の世の中で子育てをするには、何かとやりやすいから、やっぱり籍も入れたいかな。こう考えると私ってコンサバティブな考え方ですね。院長は心や思想が広すぎて、すごい!」

高須「ところで、この対談場所は、我が高須クリニック。次はフィフィさんの美の悩みでも聞きましょうか?」

フィフィ「私の美の悩みって、整形~⁉」

 赤裸々な“アラウンド70”の恋愛スタイルから、互いの結婚観まで、読者のみなさんもご自分のご家庭や恋愛を思わず振り返ってしまうような内容の第3回。

 最終回となる第4回は、整形ヴァージンのフィフィVS美の伝道師・高須院長の美容タッグマッチをお届けします!

<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外 科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版) 。最新刊は『行ったり来たり僕の札束』(小学館)

フィフィ:1976年エジプト・カイロ生まれ。父は工学博士、母は国際政治学博士。2歳で来日し、名古屋で育つ。中京大学卒業後、ジョイ・サウンドに就職し、カラオケ制作に携わる。結婚後に上京し、出産。2005年にTBS系深夜バラエティ番組「アイチテル!」に出演し、芸能活動をスタート。2005年よりブログ「all about FIFI」を発信。著書に『おかしいことを「おかしい」と言えない日本という社会へ』(祥伝社)

(取材・文/佐川碧 撮影/森田晃博)