2月末から3月上旬にかけて、約1週間にわたるベトナムとタイへの訪問から帰国された美智子さまのお身体に“異変”が起こった。
「3月14日の夕方、腹部に発疹が見られ、『帯状疱疹』と診断されました。美智子さまはベトナム訪問前から背中に痛みを訴えられたり、『口唇ヘルペス』の症状が出たりと、お身体は万全な状態ではなかったのです」(宮内庁関係者)
病気を患うほど今回のベトナム訪問を“懸命”に果たされた美智子さま。雅子さまも、そのお姿に“皇后の気迫”を感じ取っておられるのだろう。美智子さまが過去に3回、マレーシアを訪れていることも、雅子さまが訪問を躊躇された理由かもしれない。
「'70年2月には、昭和天皇のご名代として、ご夫妻で訪問されました。気温が28度前後で立っているだけで汗ばむほどだったのですが、着物をお召しになっている美智子さまは、立派にお務めを果たされました」(宮内庁OB)
身体障害者施設では、粘土細工セットやブロックのおもちゃを子どもたちにプレゼントなさり“本当のお母さまのよう”と慕われたという。
平成に入って'91年に同国を訪れた際も着物をお召しになった。
「このときに美智子さまがお召しになったお着物を紀宮さまが大変お気に召し、ご自身の結婚式のお色直しでご着用になりました」(渡邉さん)
'06年にも同国を訪れたのだが、'91年に山火事による視界不良のために立ち寄りをキャンセルしたペラ州に“15年越し”の訪問を果たされ、地元住民も歓喜したという。
そんな美智子さまの「後継者」としてマレーシアを訪れることは、雅子さまにとって相当なプレッシャーになっていたのかもしれない。
「再来年に雅子さまが皇后になられた際は、大変なお仕事がたくさんあります。美智子さまは皇后として最高のお手本ですが、雅子さまは美智子さまのお姿を見ていらっしゃるからこそ、“皇后としてのカベ”が高いと感じていらっしゃるのかもしれません」(渡邉さん)