「女の子のウケもよかったし、保護者の方からも“よく思いつきましたね”とお褒めいただいたことは、とても自信につながりました」
冒頭に登場したママさんも力説する。
「たしかに中身の例文は下品なものもあります(苦笑)。でも、息子から“お母さん、前の学年と5年のドリルも買っておいて”と言われたときには、わが子の漢字嫌いの呪いが解けた! と心の中で大喜びしました。子どもをやる気にさせる実力は折り紙つきです!」
このママさんによれば、「子どものやる気をそがないように、親としてはうんこ漢字ドリルを嫌がる姿勢を崩さないようにしている」のだそう。親が嫌がり騒ぐほど子どもは面白がってドリルを一生懸命やるようになるのだとか。さすが、お母さん!
今やその勢いは教育現場にまで及ぶほどで、塾の先生の中には使用を推奨する人も少なくないとか。
「先日は学校の先生から“授業で使いたいのですが”という問い合わせをいただきました。ありがたいやら、おそれ多いやらで……」
面映ゆそうに谷さんは答えるが、これだけ保護者や小学生が激賞しているのだから期待感は募るばかり。当然、『うんこ英語』や『うんこ文庫』のような別シリーズの登場を願うファンも多いはず。
「漢字ドリル以外にもできるよね、という話は以前から社内でもあがっています。違う形でも、うんこを生かしたい気持ちはあります(笑)。学生時代に楽しみながら勉強ができなかった自身の体験から、社長はできるだけ楽しく勉強ができる方法を発信したいと考えています。“しんどい”“面倒くさい”ではなく、勉強のイメージを変える手助けを私たちができたらうれしいですね」
『うんこ漢字ドリル』が、現代の小学生たちの漢字力アップに貢献するなんてまさにクソ力!?