「舞台となった銚子電鉄は地元と密着していて、人と人とのつながりが深い鉄道。温かくて素敵だなって思いました」
電車と人が織りなすさまを描いた映画『トモシビ 銚子電鉄6・4kmの軌跡』で初主演を務めた新人・松風理咲(16)。
「私が演じた杏子ちゃんはまっすぐで、やると決めたことはやりきる女の子なので、憧れを抱きました。私はプランを決めるのは好きだけど、最後までやり遂げることはできないかも。“勉強するぞ!”と決めても、寝ちゃったり……(笑)」
中学2年生のときに地元・岐阜県でスカウトされデビュー。現在は黒木メイサや桜庭ななみなどもかつて住んでいた、事務所の寮で生活を送っている。
「寮のメンバーとは食事のときに会うので、お互いの作品を見た感想を言い合ったりしています。年も近いですし、学校の話もできるので心強いですね」
そんな彼女が目標にしている女優とは?
「黒木華さんと桐谷美玲さんが憧れの人です。黒木さんは胸に刺さる演技。桐谷さんは女優だけでなく、モデルやキャスターといろんな分野で活躍していて尊敬します。文章を書くのが好きなので、いつか女優以外のお仕事にも挑戦できたら」
今、ハマっているのがそんな桐谷と共演中のあの人!
「ブルゾンちえみさんが大好きで、友達とwith Bのまねをして盛り上がっています。バラエティーもたまに見るのですが、自分が挑戦することは考えたことはないです。でもお話をいただければ考えます(笑)」
そんな彼女が今作で殻を破ったことがあるそう。
「走るシーンです。これまで走るフォームが変って言われていたのですが、電車と駅伝レースをするお話なので、そこは避けて通れないので頑張りました! 駅伝を通してさまざまなドラマが描かれている作品ですので、多くの方に見てほしいですね」
思い出に残っている共演者とのエピソードは?
「出演者みんなで1枚の色紙にサインを書くことがあったのですが、これまで寄せ書きでサインを書いたことがなかったんです。大きく書きすぎてもいけないなと定規で測って書いていたら、共演した有野晋哉さん(よゐこ)に笑われました(笑)」
<公開情報>
映画『トモシビ 銚子電鉄6.4kmの軌跡』
出演/松風理咲、前野朋哉、植田真梨恵、有野晋哉、富田靖子、井上順
5月20日、東京・新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー