日本でも年上妻は重宝された!

 実はここ最近、日本でも年齢差のある年上妻と年下夫のカップルが増加中。厚生労働省の「婚姻に関する統計」(2010年)の調査によれば、初婚夫婦のうち妻が年上の構成比は全体の23・6%。つまり約4分の1が年上妻ということに! しかも、そのうちの約25%が、4歳以上離れた年の差婚というデータもあるほど。

有名人、主な超年上妻×年下夫の組み合わせ
有名人、主な超年上妻×年下夫の組み合わせ
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 表(※外部配信先の記事にはありません)にあるように、昨今は芸能界でも超姉さん女房が増えてきている。自身も18歳年下の韓国人夫・ジョンウォンさんを持つ作家の岩井志麻子さんは、

「日本には、“年上の女房は金の草鞋(わらじ)を履いてでも探せ”なんて言葉もあったほど。もともと日本は年上妻万歳文化だったはず」と分析する。

「明治以前の日本社会では、子持ち女性は子どもを産む力のある女性として、純潔女性よりも付加価値のあった存在。近代になっても“一姫二太郎”と言われるように、しっかりとした長女がいたほうが男の子の成長によいといわれている。家族には、姉さん女房的な役割を担える存在がいたほうが円滑に進むんです」(岩井さん)

 岩井さんご自身は、ジョンウォンさんとお付き合いしているときに、何か特別な気遣いを持って接していたのでしょうか?

「このまんまですよ! 人間って異性に安らぎとときめきを求めていると思うんだけど、彼はおばあちゃん子だったこともあり、ときめきよりも安らぎを求めているタイプでしたね。年上女性を好きになる男性って、より安らぎを求める人に多いのではないかと思います」(岩井さん)

 そういえば、かのマクロン大統領も、両親が医師として多忙を極めていたためおばあちゃん子だったのだとか。

安らぎや安心を求めている男性に、若作りをしても意味がない。だって、定食屋さんの肉じゃがを求めているのに、よくわからない創作料理店のチーズだらけの料理なんか出されても喜ばないでしょうに! 先日、詐欺容疑でタイで拘留された、山辺節子容疑者を見て安心感を抱きます? 自然体の姿だからこそ、安らぎを求める年下男性に好かれるんですよ」(岩井さん)