*回転寿司のイメージ
8月31日から回転ずしチェーン『無添くら寿司』にて提供される「糖質オフシリーズ」では、「ご飯のカロリーや糖質が気にならないので女性の方には特におすすめ」として、シャリの代わりに大根の酢漬けを使用した新感覚メニューが登場する。近年話題になることも多い、糖質を気にしてネタのみ食べてシャリを残す風潮の高まりなどを受けているとはいえ、もはやそれを“寿司”と名乗っていいものなのか…フィフィは疑問を呈する。

『糖質オフ』したい人間が、寿司屋に行くこと自体が疑問

 今回くら寿司が出すという「糖質オフシリーズ」。サイドメニューのラーメンの麺抜き、シャリの大きさを半分にしたシャリプチ、そしてシャリの代わりに大根の酢漬けを使用した新商品が提供されるそうですね。

 実際私自身、シャリを残す人をお店で見かけることも多いので、糖質オフを謳うこうしたメニューを提案する気持ちはわかります。なかには、抜いたシャリを皿のあいだや湯呑みに押し込んだりするマナーの悪い人も多いので。洗浄時の負担を減らすための策とも考えられますよね、悲しい話ですが。

 そして、そのシャリ抜きをしている人の多くは減量目的。私はそうした光景を見るたび、そこまでして寿司屋に足を運ぶということ自体どうなのかなと思うんです。

 私自身、かつて数カ月に渡って、糖質制限を行っていたことがあったんだけど、糖質制限と一言でいっても、実は落とし穴もたくさんあって。単に商品に「糖質」と表示されていなければ良いというものでもないし、きちんとやろうと思ったら意外と難しくて、ある程度勉強する必要もあるのね。

 本当に糖質オフしたいのであれば、それなりの覚悟を持って挑まなければならないのに、「お寿司をべたい」という欲すら自制できない人が、大根ばかりをひたすらべる根気を持っているとは思えないけどね。