検察が不起訴とした案件を国民の声に押されて強制起訴する役目を担う指定弁護士の活躍を描く。耳慣れない弁護士ながらタイムリーな作品テーマは、新たなリーガルドラマとして注目されそう。主演の北川景子が弁護士役に初挑戦した舞台裏とは―。
ガチンコ女優・北川景子
“真実を明らかにする”と使命感を持った弁護士の本格リーガルドラマ。『相棒』や『科捜研の女』などを手がける櫻井武晴が脚本を担当した。
主演の北川景子は、弁護士役初挑戦。役作りのため、実際の裁判映像や裁判をテーマにした作品を見たり、指定弁護士の資料が少ないこともあって監修の弁護士にレクチャーを受けるなどして取り組んだ。
「北川さんとは過去に2度ご一緒していますが、体当たりで演技する方です。ガチンコ女優というか、小手先の技術や自分をきれいに見せようという考えは一切なく、ウソのないお芝居が魅力です」
こう語るのは、竹園元プロデューサー兼監督。
北川演じる一ツ木唯の“バディ”となる検事の橘慎二役は、北川と初共演の北村一輝が演じる。
「演技のふり幅が広い北村さんは、櫻井作品とも相性がよく、今作でも深みのある演技を見せてくださいました」(竹園P、以下同)
唯の夫役は、北川と初共演のえなりかずき。
「北川さんは『渡る世間は鬼ばかり』の大ファンで、えなりさんが夫役とお伝えしたら大喜び。テンションが上がったそうです(笑)」