12月13日、東京地裁で女優の三田佳子(77)の次男、高橋祐也被告(39)に判決が下されました。懲役2年6か月、執行猶予5年、保護観察付きの有罪判決でした。
1度目の逮捕は1998年、18歳のときでした。当然、保護者責任として三田に批判の刃は向き、仕事を降板するなど損害を被りました。2度目は2000年、3度目が2007年、それから10年以上経った4度目となる今回の逮捕。
東京地裁には、テレビ局や新聞社、合わせて100人近くの取材陣が集まりましたが、最初の逮捕時のような“取材熱”はありません。そのわきを高橋被告は、父親が運転する車の後部座席に座り敷地内に入りました。
反面教師となるか
世間やマスコミの、三田に対する批判やバッシングが起こることはなく、三田側も会見は開かないとメディアに答えています。
1度目の逮捕のとき、57歳だった三田も、今は77歳。メディアから聞こえてきたのは、三田に対する「77歳になってまで、39歳の子どものことであれこれいわれてねぇ」という同情の声でした。
とはいえ、元をただせば、子育てをきちんとしなかった三田がまいた種。
「時代と言えば時代なんでしょうけど、以前は売れっ子の芸能人は仕事仕事で家庭は二の次。三田もそうでした。今のように女優が長い間仕事を休んで子育てに専念するとか、夫が育児参加する時代じゃありませんでしたからね」
と、古参の芸能マネジャーが漏らしていました。
最近の若手の芸能人夫婦は、子育てに夫婦で時間を割き、教育にも熱心です。もちろんこれまでも、そういう芸能人はたくさんいました。
きちんと育った二世は、親のコネクション、とまではいいませんが、テレビ局やラジオ局などに入社し働いています。
三田佳子・高橋祐也被告親子が、新しい芸能人夫妻の反面教師になれば、4度の逮捕も多少の教訓を伝えることになります。
<取材・文/間垣ジェーン美瑠>