『しげログ』は商品プロデューサーとして活躍し、海外のファッション・流行などをナビゲートしているしげるちゃんが毎回「会いたい人」と「好きなお店」で対談! ゲストの“素”を引き出しちゃいます。第4回目のゲストは南海キャンディーズの山崎静代さん。飲み友達だったというふたりの初“サシ飲み”の行方は──? それでは……カンパーイ!!
* * *
しげるちゃん(以下しげる)「それじゃ、しずちゃん……いただきましょ♪♪」
しずちゃん(以下、しず)「めちゃくちゃありがたいお仕事ですねぇ。ただ飲んで食べられるって(笑)」
しげる「しげるのオススメの焼き肉だよん、たくさん食べてね! もちろん、お話もたくさんしてもらうけど(笑) しずちゃんとの出会いは確か、『世界!弾丸トラベラー』に出演させてもらってからだよね。もう10年以上前になるのかも!?」
しず「私がボクシングがっつりやってた時期やから、そのへんかなぁ。試合があるからロケ休んで私だけパネルになってたことも多かったから記憶あいまいやけど(笑)。可愛い女の子が出演するイメージの番組だったのに、途中から私、刈り上げみたいな、スポーツ刈りになって出てたからスタイリストさんがどんな可愛い服してくれても全然、似合わへんみたいな(笑)」
しげる「『世界!弾丸トラベラー』に、しげるが出演させてもらった年の番組の忘年会で、しずちゃんに優しくしてもらって。昔から『女優・山崎静代』のファンだったからうれしかったの覚えてるぅ。それで番号交換した気がするんだけど(笑)」
しず「あぁ…そうですね…(もぐもぐしながら)」
しげる「その出会い、以降だっけかな? 節制し始めてたもんね、お互いご飯に行こうねって話から、しずちゃん爆食いもせず、お酒も全く飲んでなかった」
しず「えっ、えっ…(もぐもぐ)」
しげる「いいのよ、食べて食べて(笑)。それが出会いなんですけど、普段からいろいろな人を紹介してくださったりとか。交友関係広いんですよ。広いよね?」
最初は芸人じゃなく「アイドル志望」
しず「広いです」
しげる「しずちゃんて、お笑い芸人さん以外との交友関係も多くて、優香ちゃんとか、チャットモンチ―さんとか、当時、紹介してもらったよね。そのころは、しずちゃん、あんまり飲んでなかったよね(笑) ボクシングが終わったころのタイミングで、一緒にご飯に行ったときに『この人、お酒強いんだ』ってひそかに思ったの」
しず「そうなんですよ。(’15年にボクシングを)引退してからはたががはずれたように飲んでいたので。今まで身体鍛えていたのはこのためだったのか、と思うぐらい(笑)」
しげる「出会ったころにも、しずちゃんには言ったけど『フラガール』での、演技に号泣させられた経験があるので、『女優・山崎静代』は大好きなんだけど、ここ数年、舞台もこなしたりとか、以前から女優さんとしての立ち位置での仕事もしてるよね。しずちゃんにとっての『女優』という仕事は、どんな位置づけなのかしら? 」
しず「難しいなって思うんだけど、やれば面白さが見えてくるっていう」
しげる「もともと、女優さんになりたかったの?」
しず「それもあるのよ。最初はアイドル志望で……(一同爆笑)。
ホンマにホンマに。ボケでも何でもなく。そう、アイドルにもなりたくて、女優さんにもなりたかった。とにかく芸能界に憧れて。だから何やろ、幼いころから好きな漫画やアニメのキャラクターなりきってた。私、ナルシストな部分があって、保育所にいたころにひとり遊びでアニメのヒロインになりきってみたりとか。なんか好きだったんだよな。なりきるのが」
しげる「ええ~っ! それはひとりで?」
しず「みんなあんまり乗り気じゃなかったからひとりで(笑)。保育所のブランコに座りながら勝手にやってました。だからもうナルシストですよ。ひとりでボソボソ話しながらやってました。あの、桂正和先生の『ウイングマン』って漫画なんですけど。ヒロインの(小川)美紅ちゃんになりきったりとか、(夢)あおいさんになりきったりとかして」
しげる「ねえねえ、だったら何で芸人さんになったの?(笑)」
しず「オーデイションを女優志望で送ってたけど、“何か返事返ってけえへんな。何かおかしいな”って思って(笑)。だから違うところから攻めていこうと」
しげる「アッハッハ! 面白い! しずちゃんらしい!」
しげる「そして、南海キャンディーズ。昔からずっと聞きたかったんだけど、本当にコンビ仲って悪かったの? それとも、それはネタでそうしてたの?」
しず「うん(笑)。最初は仲がよかった。だんだんと忙しくなるとともに仲が悪くなっていって」
しげる「話せる範囲で、しげるにも詳しく教えて?」
しず「忙しくなるとお互い余裕もなくなってきて。そこまで下積みがそれほど長くなく、バッと売れたからいっぱいいっぱいで。いきなり全国のゴールデンに出て、ついこの間までテレビで見ていた憧れの人たちと一緒に仕事できて。でも、お互いを思い合う余裕がなくなったんかなぁ」