ミュージカル『刀剣乱舞』や舞台『幽☆遊☆白書』など2・5次元の人気作品に出演。国宝級の美貌でも注目の俳優、崎山つばささん。今年もすでに2つの舞台出演が決定している。ドラマや映画の出演も増えている崎山さんにとって、舞台は原点だという。
「僕の根底には、やっぱり舞台があるんだなというのは、いろいろな仕事をしてみて、より感じてます。応援してくれる方々の反応を生で感じることができる舞台の存在は大きいです。そこがなくなってしまうと僕じゃなくなってしまう気がするので、大事にしていきたいですね」
「 得意ではないけどコメディーは好きです」
5月上演の舞台『ワケあって火星に住みました~エラバレシ4ニン~』は、1月に放送された同タイトルのWOWOWオリジナルドラマとの連動企画。脚本は鈴木おさむで、舞台版は鈴木が演出も手がける。実在する火星移住計画に着想を得たシチュエーションコメディーだ。
ドラマ版では豪華キャストが演じる4人一組×6チーム、総勢24人のキャラクターが登場し、それぞれのユニークな火星での共同生活が描かれた。崎山さんは、その第1話に出演。2日間の撮影では貴重な経験ができたようで。
「仲村トオルさんと共演できたことはうれしかったです。実は昨年、舞台『幽☆遊☆白書』で主人公の幽助を演じるにあたり、その時代のヤンキーのことを勉強するために、仲村さんが出演された『ビー・バップ・ハイスクール』を見ていたんですよ。
その話を空き時間にさせていただいたり、夢のような時間を過ごさせてもらいましたね。撮影中もつい仲村さんの演技に見入ってしまったり、お芝居でもすごく刺激を受けました。2日間あっという間でした」
崎山さんが演じるのは、ナルシストな刑事・東山。コメディーについては─。
「喜劇は奥が深いし難しいので、得意とは言えないですけど好きです」
舞台版に出演するのは、ドラマ版でも個性的なキャラクターを演じた4人。三浦翔平、矢本悠馬、須賀健太の3人とは初共演になる。
「みなさん年齢も近いので、楽しみですね。でも4人芝居になると思うので、宇宙船の中だけのワンシチュエーションで繰り広げられるとしたら出ずっぱりだから、体力と水の確保が心配ですが(笑)。おさむさんの脚本なので、面白いだけじゃない新感覚の作品になると思います」
ちなみに、どこかに移住するとしたら?
「昨年、石垣島に行ったときに、移住したくなる人の気持ちがわかりました。せかせかしていない、ずっと午前中みたいな感覚を求めてみんな移住するんだろうなって。僕も田舎育ちなので、自然に囲まれると落ち着きますね」