理不尽な会社組織や上司に立ち向かっていく半沢直樹。実は、プライベートでも、お金のやりくりに奮闘していた!? ドラマでは描かれない半沢の懐具合に迫る!

 毎話20%超え、最終回ではシーズン1の40%を超える『倍返し』が期待されている堺雅人主演の『半沢直樹』(TBS系列/日曜21時〜)。16日放送の第5話から古巣の『東京中央銀行』に戻った半沢。JALがモデルとされる破綻寸前の『帝国航空』を舞台に、国側の再建チームとのバトルが繰り広げられている。

 妻・花(上戸彩)との結婚記念日や夫婦での旅行よりも仕事に生きる半沢だが、こんなに働いてどれくらい給料をもらっているのか。気になる『財布事情』を元銀行マンでファイナンシャルアドバイザーの望月良友さんに聞いた。

半沢直樹の年収は?

「総支給額で年間1000万~1200万円くらい。手取りで700万、よくて800万円くらいと思っています」

 と望月さんは推測する。

「車も持っていないようですし、社宅ですからローンはなさそうです。子どももいませんし、派手な生活をしているようにも見えません。貯めているんじゃないですか?」

 月給は支給額で40代のメガバンクの社員なら100万~120万円前後、地方銀行なら70万〜80万円前後とみられている。賞与や手当がプラスされると一般的なサラリーマンと比べると高い給与が支給されている。

 ただし、現在は成果主義型人事を採用している銀行も多く、年齢や役職などで給与額の区分けをするのは難しい。

「もし左遷されたら今より給与は下がるでしょうね。ただ、大和田常務(香川照之)や伊佐山部長(市川猿之助)など上司にあれだけ盾突いても、役職が下がらないのは成果を出しているからでしょう。ただし現実ではあの逆らい方だと成果を出す前に左遷されると思います」

 組織に逆らったら「お、し、ま、い、DEATH!!」。