茨城県の常磐自動車道で'19年8月に起きたあおり運転暴行事件。A元被告は車をあおって無理やり停止させ、相手ドライバーを殴打するなどして傷害・強要容疑で逮捕されたが、'20年10月に判決が下された。
「懲役2年6か月、保護観察付き執行猶予4年の有罪判決。公判では“いま考えるとやりすぎだった”と反省を述べていました」(全国紙社会部記者)
社会的影響は大きく……。
「当時、テレビでは被害者のドライブレコーダーに映るA元被告と交際相手の “ガラケー女”ことB元被告(逮捕当時51歳)の映像が何度も流れ、あおり運転厳罰化のきっかけになった」(同・記者)
賠償金払えずマンション差し押さえ
逮捕の際、捜査員に囲まれるA元被告が「Bさん、手をつないで!」と叫んだ場面も話題となったが、事件については週刊女性でも報じていた。
「Aは親族と分割相続した大阪府内の自宅マンションにBを住まわせ、好き放題やっていた。住民用の駐輪スペースに自分の車を2台置くため、住民の自転車を勝手に移動して路上に放置。早朝に突然、マンション内でBと水まきを始めるなど迷惑行為がひどかった」(取材した週刊女性記者)
そんな2人の“愛の巣”に重大な危機が……。
「'19年11月、Aのマンションの持ち分が大阪地裁の決定で差し押さえられ、強制競売にかけられたんです」(同)
事情を知る関係者によると、
「Aは過去に別の事件で女性を監禁したことがあり、相手側から民事訴訟を起こされていたんです。約300万円の賠償金を命じられたAですが金欠で支払えず、マンションが差し押さえられた。
その後、大手信販会社や財務省、大阪府などからも差し押さえが相次ぎましたが、クレジットカードの未払いや税金の未納が原因のようですね」
競売の結果、'20年9月に宅建会社C社がマンションのAの持ち分を買い取った。
「11月に、購入した会社から挨拶の手紙が住民あてに届きました。今後はAに代わりマンション運営をしていくこと、Aは大阪にはいないから安心してほしいといった内容でした」(マンションの住民)