4月からスタートするドラマ『リコカツ』(TBS系)は、新婚早々に離婚を決意した夫婦のお話。周囲には内緒で離婚に向けた活動、いわゆる“リコカツ”を推し進めていくというストーリーで、北川景子と永山瑛太が夫婦役を演じる。そんな瑛太は、長きにわたって庇護されてきた“母屋”との別れが─。
瑛太は3月末で所属事務所『パパドゥ』を退社し、個人事務所を立ち上げると公式サイトで発表。その独立には、こんな事情があった。
「瑛太さんは10年ほど前から周囲に独立をほのめかしていました。当時、共演していた山田孝之さんや綾野剛さん、松田龍平さんたちが“やりたくない仕事は受けない”というスタンスで、それが魅力的に映っていたんですね。本来なら気乗りしないような仕事でも引き受けなければならない現状に、モヤモヤした思いを抱えていたようです」(芸能プロ関係者)
瑛太は'01年に『さよなら、小津先生』(フジテレビ系)で俳優デビュー。'13年に主演したドラマ『最高の離婚』では、多数の賞を受賞した。私生活では、'10年に歌手の木村カエラと結婚。2人の子宝にも恵まれ、順風満帆な人生を歩んでいる。
「円満退社と聞いてますよ」
所属して20年の『パパドゥ』とは、長きにわたる話し合いが行われていたよう。
「事務所もようやく、瑛太さんの思いを尊重することにしたようです。ただ、以前には小栗旬さんが所属する『トライストーン・エンタテイメント』の社長に“移籍先になって、面倒を見てほしい”とお願いしたこともあったそう。最終的に断られてしまったみたいですけどね。弟の絢斗さんは引き続き『パパドゥ』の所属を続けるようです」(同・芸能プロ関係者)
相談を受けたという『トライストーン・エンタテイメント』の山本又一朗社長に聞いてみると、
「デビュー当時に『パパドゥ』の社長さんが瑛太を紹介してくれたんです。“頑張ります”って話していてね。その後もお付き合いがあって、可愛く思っていますよ。そういう縁もあって、瑛太も気楽に話してくれるんです」
仕事の悩みも相談できる、瑛太にとっては“恩人”ともいえる存在。移籍のお願いもあったことについては、
「いやいや、瑛太もそんなハッキリとは言いません。ただ、2年ほど前に“僕も甘ったれてやってるんじゃなくて、気合入れなきゃなぁ”って、呟くように話していたのは覚えています。彼も実力のある俳優ですから、辞めるとなると事務所も大変。時期を見て、このタイミングになったのでしょう。円満退社と聞いていますよ」