「“このクソオヤジ!”と叫んで、こっちから電話を切ってやりましたよ」

 と語気を荒らげるのは、東京都新宿区で『定食酒場食堂』を経営する天野雅博さん(53)。マスク着用要請に従わずに何度もトラブルを起こして、2度も逮捕された元祖“マスク拒否男”こと奥野淳也容疑者(34)。その身元引受人となった天野さんは、挨拶も兼ねて容疑者の父親に電話をしたという。

父親には息子を守ってやろうという気持ちがない

「本当にありがとうございます。息子のことを、よろしくお願いします」

 最初こそ感謝の気持ちを口にする容疑者の父だったが、

「いや、私も年ですし、コロナが怖いので息子には会えません……。あとは弁護士の先生にすべてお任せしておりますので……」(容疑者の父)

 親としての責任をとろうとしない態度に、天野さんが激怒。このときの心境について、

「自分の息子が逮捕されたのに、息子を守ってやろうという気持ちが微塵も見えてこないんですよ。身内でもない私が身元引受人になっているというのに。世間体とかが気になるのか……本当にクソヤローだなと思いました(笑)」(天野さん、以下同)

 この一件以降、容疑者の父親と連絡は取っていないという天野さん。一方、いまだ勾留中の容疑者とは手紙でのやりとりをしているが、その内容にも腹を立てている。

奥野容疑者からの手紙に、謝罪の言葉は見つからなかった
奥野容疑者からの手紙に、謝罪の言葉は見つからなかった

「たぶん弁護士と相談したのでしょうが、私にこうしてくれとか、ああしてほしいといったような要求しかない。何様のつもりなんだと。まずは事件への深い反省、迷惑をかけたところへのきちんとした謝罪。これがすっぽり抜けています」