アンジャッシュ渡部建の「多目的トイレ不倫」報道から約1年、いまだに地上波でその姿を見ることがない。YouTube公式チャンネルも昨年6月から更新が止まったままだ。

「不倫報道直後、渡部さんと事務所のスタッフらは局関係者やスポンサーに出向いて謝罪行脚しました。同時に『文春』の独占インタビューを受けて、関係を持った女性に謝罪をし、妻である佐々木希さんや相方の児嶋一哉さんへの思いを語りました。

 事務所サイドとしては、同インタビュー記事で終わらせたかったようですが、渡部さんへの批判の声は止まらなかった。結局、謝罪会見や復帰のタイミングをつかめないまま数か月が経過しました」(芸能プロ関係者)

 そして迎えた昨年11月、『週刊女性』が『渡部建「笑ってはいけない」禊コントで電撃復帰計画に怒りの「待った!」』(2020年12月1日・12月8日号)で、渡部が『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の年末特番に出演する計画が持ち上がっていることを報じると、“渡部バッシング”が再燃。

「公の場での謝罪会見をせず、さらに不倫報道から半年で復帰するといった動きに、世間からもクレームが殺到。実際に、渡部の『ガキ使』出演を報じるネットニュースのコメント欄は荒れ放題でした。こうした流れのなかでようやく12月の謝罪会見が行われたわけです」(前出・芸能プロ関係者)

さぐり続けてきた復帰タイミング

 会見後の反響を踏まえてか、収録済みだった『笑ってはいけない』の出演シーンはお蔵入りに。そして今年2月には、豊洲市場の仲卸業者で働いていることを各メディアがいっせいに報じたが、それもプライベートな動きであり、復帰に関する話はストップしているように見える。しかし、ここにきて新たな動きがあったというのは同・芸能プロ関係者。

どうやら、すでに事務所サイドは“今年はおとなしくしておこう”といった状況のようで、渡部さんの年内復帰についてはほぼ断念する方向で話が進んでいるそう。というのも、佐々木さんが、6年ぶりの舞台に出ることになったのが大きなきっかけです」

 実は、舞台『酔いどれ天使』に佐々木が出演することが発表されている。同作は黒澤明監督の映画を舞台化したもので、主演は桐谷健太と高橋克典だ。

「今年9月に明治座、10月に新歌舞伎座で上演される予定です。佐々木さんにとってはデビューを飾った舞台『ブロッケンの妖怪』(15年)ぶり。前回は竹中直人さんと生瀬勝久さん主演のホラーコメディーでしたが、今回はヒューマンドラマなので、また違ったテイストです。出演にあたって、彼女なりの一大決心があったのでしょう。

 子育てをしながらの舞台出演はそもそもハードルが高いです。また、正念場を迎える佐々木さんのことを考えれば、渡部さんが不用意に話題になることは、どうしても避けたいところ」(前出・芸能プロ関係者)

 人力舎に渡部の今後の予定について問い合わせると「いまのところ何も決まっていません」との回答だった。しばらくは児嶋ひとりで、“場”をつなぐかたちなのだろうか。

 年内は厳しくとも、今度こそは最高の復帰タイミングを探ってほしいーー。