「『スッキリ!』のMCなどを務めていた元アナウンサーの葉山エレーヌさんが、6月から総務局ファシリティ推進部と兼任して、新設された不動産事業部の担当になることが社内人事で発表されました」(日本テレビ関係者)

 かつて音楽プロデューサーやレーシングドライバーと浮名を流すなど、メディアを騒がせてきた葉山。そんな彼女の人生が変わったのは、今から5年前だった。

地元の人たちとの交渉に期待の声

「アナウンス部と兼任でインターネット事業を手がける部署に異動することになったときは、本人もかなり驚いていましたね。'18年にはアナウンス部との兼務も解除され、総務局へ異動。昨年6月には社内の環境整備を行う『総務局ファシリティ推進部』に異動して副主任に昇進したのですが、今度は不動産事業と兼任することに。元アナウンサーに不動産業務が出来るのか? と社内でも疑問の声が上がっています」(同・日本テレビ関係者)

 不動産事業部はこれまであった『番町再開発事務局』が廃止になったことで新設された部署。旧本社に近い東京都千代田区四番町の土地約800坪を230億円で購入した'10年ごろから、日本テレビは不動産事業に本腰を入れ始めていた。

「当初の予定では、'20年にオフィスと店舗が入った高収益ビルを建設する予定でした。しかし、隣接する名門女子校など地元から反発の声が上がっていたこともあり着手が遅れているようです」(不動産関係者)

 意外とも言える人事には、こんな声も。

「新しい部署は日本テレビが所有する不動産の管理と、新たな不動産にかかわる調査や研究、分析というものが主な業務内容になります。'18年からは『日本テレビ通り沿道まちづくり協議会』が発足され、地元住民を交えて市ヶ谷駅から麹町駅までのエリアの再開発についての説明会を行っています。元アナウンサーで顔が知られている葉山さんだけに、議会の司会進行役や地元の人たちと交渉する際の顔役としての働きを期待されたのかもしれませんね」(前出・日本テレビ関係者)

 日本テレビに、葉山の異動について問い合わせたが、「人事の詳細についてはお答えしておりません」とのことだった。

 “スッキリ"と再開発計画をまとめることができるか!?