《前までは、(頭の中で)英語のもの(言葉)を日本語に(変換)して出す、という感じだったんですけど、最近はナチュラルに日本語が出てきます》

《(日本語の方が難しい?)それはそうですよ〜!言い回しというか、物事の言い方が複数、何個かあるじゃないですか。敬語も難しいと思っています。“ございます”“でしょうか”“ですか?” うん。そこがちょっと難しいですね》

 11月3日にインスタライブを配信して視聴者の質問に答えた、木村拓哉工藤静香の長女・Cocomi。ディオールのトレーナーを着て、「テリトリー」だという自宅の階段と思われる場所から、妹のKoki,との仲や、フルートや映画の話、またおすすめのコスメとメイク術などを披露。その中で視聴者から出てきたのが、Cocomiの「言語」に関する質問だった。

 そして冒頭の発言からわかるように、彼女にとって難しいのは英語よりも日本語の方というわけだ。

「幼少よりインターナショナルスクールに通い、授業も含めて全て英語で過ごしただけに英語はペラペラ。この日も、“ネイティブ”な英語発音がたびたび出ていましたね。またフランス語も達者だという彼女ですが、最近は“話してないから忘れそう”と。

 そんな3か国語に精通する彼女が一番難しいと答えたのが、母国語の日本語。確かに外国人にとっての“世界で一番難しい言葉”とも言われますが、彼女は日本生まれの日本育ちで、両親はもちろん生粋の日本人。また帰国子女でもないのですが……」(スポーツ紙記者)

Koki,の敬語も指摘されていた

 そう、Koki,と共にすっかり“バイリンガル”ならぬ“トリリンガル”イメージが定着する姉妹だが、アイデンティティーは日本人そのもの。これまで長期的な海外旅行経験こそあれども移住経験があるわけではなく、また留学経験もないはずだ。

 先日、映画初出演にして主演を務める『牛首村』のプロモーションの一環で、インタビュー動画が公開されたKoki,。慣れないシチュエーションに言葉を選びながら臨むも、両親のことを「お父さん、お母さん」と表現したり、身内に「させていただいた」などの謙譲語を使う彼女に、ネット上で“間違ってる”“おかしい”などと言葉を指摘する多くの声が見受けられた。

 やはり、姉妹そろって日本語が不得意なのだろうか。「静香さんの影響が大きいと思います」とは、老舗芸能プロマネージャー。

「彼女が母として常々描いていた夢が、娘たちが“海外に進学して、何の仕事であれ、英語を駆使して活躍する”姿でした。もともと静香さん自身も英語が得意ではなく、若くして芸能界入りしただけに、娘たちにはできる限りの最高の環境を与えたかった。そこで選んだのが外国人向けのスクール。周囲から“キムタクの娘”と騒がれる心配がないことも決め手でした。

 物心つく前から英語に触れさせて、一方で静香さん自身も独学で懸命に学んでは積極的に外国人の親御さんに話しかけて上達していった。自宅でも娘に合わせて英語中心の会話をするようになったそうです」