1日1日と、寒さが増しているこの時期、多くの女性が身体の“冷え”に悩まされている。「冷えは万病のもと」といわれるように、放置すると、肩こりや腰痛、肌荒れ、不眠など、さまざまな不調を招く。そこで、いまだに驚くほどの若さを保つ芸能界の“アラ還”美女お三方に、健康に過ごす秘訣を伺った。
20代からの寒がりを「いす」スクワットで改善
最初にご紹介するのは、ドラマ『家政婦は見た!』シリーズなどで知られ、何十年と変わらず愛らしいルックスをキープしている白石まるみさん(59歳)。冷えを自覚するようになったのは20代のころ。
「当時は平熱が35.8℃くらいと低く、極度の寒がりで冷え性でした。手足が冷たくてなかなか寝つけないし、身体を丸くして寝るので、肩は内側に丸まってしまうし、腰痛にもなって」
それが、35歳のときに学生時代にやっていたバトミントンを再開すると、筋肉量が増え平熱も上がっていく。しかし、3年ほど前に50肩と変形性膝関節症を患ったことで、運動をやめざるを得ず、それに伴い筋肉も落ち、再び体調や健康面に不安を感じるように。そんなときに着目したのが、手と足を温めること。
「手足が温かいとよく眠れるんですよね。まず朝起きたら、布団の上で仰向けになって手と足を上に上げてブラブラ~とふるんです。
“ゴキブリ体操”っていうんですけど、全身に血液が巡ってあっという間に温まるんです。時間があれば、さらに両手の小指同士、人差し指同士、左右の指の股同士をトントンと20回ほど叩き合わせたり、足の指を1本ずつクルクル回したりすると、ポカポカになりますよ」
ほかにも、チェアスクワット(イスの前に立ち、あごを上げながらお尻を後ろに引き、腰掛ける寸前でストップし元の態勢に戻る)を1日50回行うようになった。
「冷え性には下半身の筋肉をつけることが大事だと思うんです。しかも、これのおかげでウエストがめっちゃ細くなったんです! この年になってもスタイルがよくなるうえに足腰も強くなるし、冷え性の対策にもなる。いいことづくめ」
来年、60歳を迎えるにあたっては、無理なく続けられるこれらの運動に加え、年齢的に不足しがちな栄養素はサプリで補うことも必要だと考えているそう。
さらに、「赤いパンツをはくと身体が温まる気がするので、60を過ぎたら下着は赤にしようと思っています(笑)」とこっそり教えてくれた。数年後にその効果を聞くのを楽しみに待ちたい!