《ネット上で「国会議員はワクチン打ってるフリをしている疑惑」があるようですが、ちゃんと打ってます(笑顔の顔文字)》
自民党の高市早苗政調会長がこのようなツイートをしたのは、2月5日のこと。ワクチン接種に対しては、さまざまな「意見」があり、それはどのような立場でも尊重されるべきものだろう。
高市早苗はワクチン注射してるフリ!
しかし……。高市氏のツイートに対し、以下のようなツイートが散見された。
《何故、政治家はワクチンを接種したフリをするのでしょうか? 自分は打ちたくないのに、国民に半強制的にワクチンを勧めるのでしょうか?》
《高市早苗はワクチン注射してるフリ! よく見て〜キャップ付けたままだから(笑) 打つ必要ないから、だけど国民には打って欲しいからって事。》
しかし、この“フリ”はまったくのデマだった。
「高市氏が2回目のワクチン接種時に副反応に悩まされていたことも、“打ちたくなくなるよな”と、疑惑に対して根拠となる理由を提示してような形になってしまったかもしれませんね」(ウェブライター、以下同)
また、もう1つの事情も。
「2月5日のツイートに添付した画像は、昨年9月に2回目のワクチン接種をおこなったときに高市さんがインスタグラムに投稿した画像の“別カット”でした。3回目接種の画像ではなく2回目接種のものを投稿したので、インスタグラムに投稿されたその画像に対して疑問の声が上がったんです」
高市は、昨年9月13日に《本日、二回目のワクチン接種を受けてまいりました》というメッセージと画像をインスタグラムに投稿していた。
「その画像が、ワクチンを注射する医療従事者の指で接種部分の肌が見えず、また注射器もキャップが付いたように見える画像だった。そこに“打っていないんじゃないか”という疑惑が生まれ、年明け2月にその疑惑を晴らすような写真を今度はツイッターに上げ直したわけです。今回の画像は、医療従事者の指で接種部分は隠れておらず、針が刺さっていることがわかるものでした。副反応や危険性などではなく、どうしてもワクチンに“陰謀”を感じてしまう人はSNSなど、ネットでよく見られますね……」