5月下旬の夜中、埼玉県にある家電量販店に天海祐希の姿が。
「営業時間外なのに人が集まっているので覗いてみたら、何かの撮影をしているようでした。天海さんがいて、警察官の格好をした人もいたので、ひょっとしたら“キントリ”なのかなと」(近隣の住民)
“キントリ”とは2014年に始まった天海主演の刑事ドラマシリーズ『緊急取調室』(テレビ朝日系)のこと。
「天海さんが演じる刑事が、癖のある容疑者と“取り調べ”で対峙して真相を暴きます。シリーズの初回から視聴率は2桁をキープしており、安定した人気ドラマです」(テレビ誌ライター)
ただ、新たな続編を制作するという発表はないが……。
「2021年に放送されたシーズン4で“キントリ”チームが解散して終了と思われましたが、今年の正月に放送された新春SPドラマで臨時結集。ドラマ内でも“また大事件があったら招集します”という警視庁副総監のセリフもあり、続編の可能性を残していました」(同・ライター)
“ドル箱”シリーズを簡単に終わらせるはずがない。制作会社関係者に聞いたところ、
「シーズン5ではなく、映画版とSPドラマの撮影をしているんです」
とのこと。天海自身も、このドラマには強い思い入れがあるようで、
「よくパンやスイーツなどの差し入れをしてくれるのですが、オリジナルの“キントリTシャツ”を作って、共演者やスタッフにプレゼントしてくれたときは現場の士気もかなり上がりましたね」(番組スタッフ)
吉永小百合も実践のマイルール
差し入れだけでなく、現場での振る舞いも評判がいい。
「撮影現場にいるときは、できるだけ椅子に座らず、常に歩き回ってスタッフや共演者に声をかけていますね。2019年公開の映画で共演した吉永小百合さんがそうしている姿勢に感銘を受け、天海さんも椅子に座らないことを“現場マイルール”にしているそうです」(同・番組スタッフ)
この日もそのルールどおりの天海が目撃されていた。
「撮影が終わると、天海さんは丁寧に何度もお辞儀していました。遠くにいたスタッフが声をかけると、両手を上げて大きく手を振っていましたね」(前出・近隣の住民)
現場での謙虚な姿勢が好感を呼び、スタッフや共演者が“また一緒に仕事をしたい”と思うのだろう。
「天海さんが出演するドラマは、続編が作られることが多いんですよ。フジテレビで2004年に放送された『離婚弁護士』と、2009年の『BOSS』は続編が放送されました。日テレでも2005年の『女王の教室』は翌年にSPドラマを制作。まさに“続編の女王”ですね」(前出・テレビ誌ライター)
今回の続編も、天海の気遣いの賜物なのかも!