お笑いコンビ・土佐兄弟が、YouTubeチャンネル「土佐兄弟の青春チャンネル」にアップした「英語がまったくしゃべれないハーフ」のネタが、「人種差別」とSNSを中心に大炎上した。当該動画は、すでに非公開となっているが、その後、同チャンネルで公開した教育実習生の動画も、「セクシャルハラスメントだ」と物議を醸しているという。
金髪、鼻筋を強調する「ステレオタイプ」なメイク
兄・卓也と弟・有輝からなる土佐兄弟は、YouTubeやTikTokの「高校生あるある」動画で、10代を中心に絶大な人気を誇るコンビ。特にTikTokは、有輝のフォロワー数が130万人超、総再生回数10億回にのぼるという。
問題となったのは、そんな「高校生あるある」動画の1つである「ゆうきのクラスメイト~出席番号10桐生モーガンリョウタ」だ。サムネイルには、「間抜けなハーフ」と記され、ニュージーランド生まれ、神奈川育ちというリョウタが、「英語をまったくしゃべれない」ことをクラスメイトからイジられる内容だった。
「≪お前ってさ、実際英語喋れんの?≫と友人にたずねられたリョウタが、≪俺まったくしゃべれないよ≫≪まったくしゃべれない≫と答え、その理由を≪0歳の時に俺もう、神奈川だから≫と述べるショート動画で、そんなリョウタを『間抜けなハーフ』とイジッているわけです。
金髪、鼻筋を強調するリョウタのメイクも含め、Twitter上では、
≪土佐兄弟がネタにしていることは俺たちハーフが受けてきた数々の痛みであって、数多くのハーフが抱えている古傷なんだよ≫
≪ステレオタイプ列挙して無邪気に人種差別しちゃうの本当に良くない≫
≪「ハーフ」だからといってバイリンガルとは限らないし、仮にそう思っていたとしても、できないことを「間抜け」などと言ってはいけない≫
といった非難が飛び交い、炎上状態になりました」(芸能記者)