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「セミの鳴き声が“死ね死ね死ね死ね”に聞こえちゃって……」
寺島しのぶが11月5日放送の『マツコ会議』(日本テレビ系)で、2年前にコロナ禍が始まったころのことを話していた。何もやる気が起きず、ずっと寝たきりだったという。不調を克服し、全力で挑んだ映画が公開中の『あちらにいる鬼』だ。
「寺島さんは、昨年11月に亡くなった瀬戸内寂聴さんをモデルにした役を演じています。寂聴さんと不倫関係にあった作家の井上光晴さんにあたる人物を豊川悦司さんが、その妻を広末涼子さんが務めています」(映画誌ライター)
“女優オーラ”があって近づけない撮影現場
ロケ地となったのは、東京・東久留米にある築50年を超える『滝山団地』。
「ウチの娘と孫がエキストラで出演したんですよ! 撮影のときに人がたくさん集まるといけないので、大っぴらに募集はしなかったみたいです」(住人の女性)
滝山団地の管理組合を担当している男性はこう語る。
「テレビや映画のロケ地にしたいという話はありますが、コロナ禍でほとんど中止になっていました。この『あちらにいる鬼』はなんとか実現したんですよ」
天候に恵まれ、撮影は順調に進んだ。
「豊川さんが旧型でレトロな自転車をこぐシーンがあったので“乗れますか?”と聞いたら“大丈夫っスよ!”と笑顔でその自転車を乗り回して。クールなイメージがありましたが、気さくな方でした」(同・管理組合の担当者)
ロケ現場に駆けつけたという女性は、
「広末さんは、ほんっとうに可愛らしくって! “どうも~!”なんて言って手を振ってくれました。寺島さんの着物姿は凛とした佇まいで“女優オーラ”があって近づけない感じ。静かに、役に没頭していましたね」