《5月8日をもって政府の基本的対処方針が廃止されたことに伴い、新型コロナウイルス感染症ガイドラインを廃止いたします》 《お客様のマスク着用につきましては、個人の判断に委ねることを基本とします》
5月27日・28日にライブ『THE BEST OF LUNA SEA 2023』を開催するロックバンドの『LUNA SEA』が18日、公式サイト上で感染対策ルールの“撤廃”を発表。久しぶりの盛り上がりを期待する声は多いが、その一方、不安を訴える人も……。
「ネット上では“クラスターが発生したら悲しい”“マスクなしで横で叫ばれたくない”と、集団感染を危惧する声が寄せられています。賛成派からは“文句あるやつは来なければいい”“着用するなって訳じゃない”といった意見も上がっていますが、今回は発表のタイミングが悪かったようです」(レコード会社関係者)
いったい何が問題だというのか。
開催直前の“ルール変更”
「チケットの販売時は、まだ政府の基本的対処方針が廃止されていなかったため、“声出しはマスクを着用した上ですること”が参加の条件になっていました。この条件を前提としてチケットを購入した人も多く、“着用自由”の発表を伝えたLUNA SEAのツイッターには“公演1週間前のルール変更で裏切られた”“マスク着用の記載があるからチケットを購入したのに”といった声とともに、ルールの再考を求める意見も寄せられています」(同・レコード会社関係者)
未だ感染拡大に不安を抱える人たちが多い中、開催直前のルール変更が混乱を招いてしまうのも無理はない。つい先日も、音楽イベントが話題に上がったばかり。
「ゴールデンウィーク中に開催された音楽フェス終了後に、続々と新型コロナウイルス陽性の報告が上がり、ツイッターでは“クラスター”がトレンド入りする事態に。ノーマスクでの“声出し”解禁には未だ否定的な意見も多いですね」(イベント制作会社関係者)