7月からのフジテレビ系“月9ドラマ”は、王道の恋愛ストーリーが放送される。
「森七菜さんと間宮祥太朗さんがW主演を務める『真夏のシンデレラ』です。神尾楓珠さんや萩原利久さん、白濱亜嵐さん、水上恒司さんなど注目株の若手俳優が集結し、真夏の海で恋愛群像劇を繰り広げます」(テレビ誌ライター)
しかし、メインキャストたちには不安があって……。
「森さんは所属事務所の移籍トラブルを報じられたことがあり、水上さんは前所属事務所から独立する際に裁判沙汰に。神尾さんは、昨年末から心身の不調で休業状態でしたから……」(テレビ局関係者)
5月下旬、週刊女性は“いわくつき”ドラマのロケをキャッチ!
「神奈川県の海の近くにかかった橋で、午前中から撮影が行われていました。白いノースリーブのトップスにデニムのショートパンツ姿の森さんと、間宮さん、萩原さん、白濱さんがいました。歩いている男性陣3人を森さんが走って追い越すシーンだったようです。ギャラリーもかなり大勢いましたね」(目撃した女性)
橋での撮影が終わると、休憩を挟んで別の海岸に移動。
「昼食はロケ地付近の店に行き、みんなで食べていたようでした。森さんは、海に到着すると“海だ!”と声をあげて大はしゃぎ。水着姿のエキストラたちと、海で遊ぶシーンを夕方くらいまで撮影していました」(目撃した男性)
どうやら撮影現場では“いわくつき”なムードはまったくないようで、ひと安心。
近年の“月9”には、恋愛ドラマが減少していた。
「若者の恋愛ドラマを月9で放送するのは、フジテレビの原点回帰だと思います」
こう分析するのは、メディア研究家の衣輪晋一さん。
恋愛ドラマ回帰の背景に『silent』の成功
「2022年10月期に放送された『silent』の成功が背景にあるのだと思います。脚本を務めた生方美久さんは、2021年に『ヤングシナリオ大賞』を受賞しています。『silent』は物語の終わり方を決めず、書いている流れで展開が決まるという、連ドラではあまり前例のない脚本の書き方をしていました。でも、プロデューサーがそれを受け入れて若い感性に任せた結果、大ヒットとなりました」(衣輪さん、以下同)
『真夏のシンデレラ』の脚本家である市東さやか氏も、昨年『ヤングシナリオ大賞』を受賞している。
「その“若い感性”を、プロデューサーや演出家が、いかにくみ取れるかが重要です。もし、市東さんの感性があまり出ないことになれば、“おじさんが作った若者像”になってしまう危惧があります。そうならないよう、リアルな若い感性をそのまま活かす“『silent』スタイル”でいってほしいと思います。そして、“やっぱり若者の恋愛ドラマといえばフジテレビだよね”と評価される作品になればいいなと期待しています」
“スマイル”な夏が来る!