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ー 現実の猿之助がまさに現在、取り調べ中
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ー 出演者の公序良俗違反では「保険はおりない」

 

 6月16日より、全国の映画館で上映予定だった劇場版『緊急取調室 THE FINAL』が、公開を延期した。6月1日、映画の製作委員会が発表したのだ。

「'14年からテレビ朝日系で始まったドラマ『緊急取調室』は、通称“キントリ”と呼ばれる刑事ドラマの人気シリーズです。主演の天海祐希さんが捜査一課の取り調べ専門チームのリーダー役。ベテランの男性俳優たちが取り調べ班のメンバーとして脇を固めて、容疑者や犯人の取り調べを通して真実を明らかにするストーリーです。今回の劇場版が“完結編”でした」(テレビ誌ライター、以下同)

 映画の公式サイトでは《総合的な判断により》と書かれているが、原因は市川猿之助の心中騒動であることは明らかだ。

劇場版『緊急取調室THEFINAL』(HPより)
劇場版『緊急取調室THEFINAL』(HPより)

現実の猿之助がまさに現在、取り調べ中

「劇場版の“ラスボス”として猿之助さんが内閣総理大臣役で出演。作中で起きた事件の真相に関わっているとして、猿之助さんが事情聴取を受けるシーンがあるのですが、現実の猿之助さんがまさに現在、取り調べ中。タイミングが悪いことこのうえありません」

 シリーズを通してドラマの視聴率は2ケタを連発。ファンからの支持は根強いが、映画は今後どうなるのか。配給の東宝に聞いてみると、

「公開延期の発表をさせていただきましたが、それ以外に決定していることはありません。なお、映画館は300館以上での公開を予定しておりました」

 ある映画プロデューサーは『キントリ』の置かれた状況を、こう説明する。

「東宝やテレ朝など複数の団体が出資する“製作委員会方式”で製作されていますから、何か決定する際には出資企業の確認が必要。今は委員会で話し合って、とりあえず延期としたのでしょう」

 一部スポーツ紙が、猿之助の出演シーンに代役を立てて撮り直すと報じているが……。