目次
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ー 「週4回の“夜這い”に怯えて……」
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ー 5年間の支配
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ー 相反する被告の主張

「関係が幼少期のころからだったから、自分の人生がめちゃくちゃになったと思っています。重い罰を受けてほしいです」

 13歳から18歳までの5年間、プロデューサーから性行為を強要されていた元アイドル・A子さんは震える声でそう話した。

「週4回の“夜這い”に怯えて……」

 6月2日、東京地裁で児童福祉法違反の疑いで逮捕された星野友志被告(37)の証人尋問が行われた。当時未成年だったアイドルグループのひとりにみだらな行為をしたとされ、この日は被害少女のA子さんが出廷し、わいせつ行為の全貌を明かしたのだ。A子さんの姿は遮蔽措置により高い壁で覆われ、傍聴席や被告の席からは姿を見ることはできない。

 星野被告が逮捕されたのは今年3月1日のこと。

「自らがプロデュースするA子さんにわいせつな行為をしたとして、運営会社の実質経営者である星野が逮捕されました。星野は自身名義のマンションに住まわせていました。A子さんをグループのセンターに据え、アイドルプロデューサーがその権力を利用してわいせつ行為をしているなどと大きく報じられました。逮捕容疑はひとりの少女に対してだけでしたが、被害者は複数いるともいわれています」(社会部記者)

 まだ幼い少女を何度も襲った星野被告とは一体どんな男なのか。

「東京・板橋区に生まれた星野被告は高校を卒業し、会社員を経て、平成21年に合同会社を設立しています。子会社の代表に当時の交際相手の女性を据えるなど当時から公私混同が見られました。やがてアイドルグループに関わるようになり、出資者の立場でプロデューサーとしての決定権を握っていった。

 東京・千代田区に専用のライブ会場を持ち、本名とは別名義で配信などに度々出演し、ファンからも親しまれていました。被害者のA子さんが平成30年に同事務所に所属すると、すぐにその毒牙にかけたといいます」(司法記者)

 星野被告がプロデュースしていたアイドルグループは“えぐさ”が話題になっていた。

「競泳水着姿でライブをさせ、その格好のまま観客席にダイブさせたり、メンバー同士でキスをさせたりと、やりすぎ感があった。

 センターのA子さんは、デビュー直前に歌唱力の問題で一度メンバーから外されたのですが、蓋を開けてみればセンターに起用されました。グラビア撮影ではA子さんだけが海外や沖縄などのリゾート地での撮影が組まれ、ほかのメンバーとの格差も目立っていました」アイドル誌編集者)

 周囲から見ても明らかな特別扱いを受けていたA子さんは何を感じていたのだろうか。