《ご指摘を受け当社で調査したところ、当社の複数店舗におきまして、過去に店舗で清掃活動の際に使用した除草剤等による影響により、街路樹や植え込みが枯れた可能性が高いことが判明いたしました。》
28日、ビッグモーターのホームページで、『当社店舗周辺における街路樹の原状回復について』と題されたコメントが発表された。上記はその一部。
インターネットで指摘されていたある“疑惑”を全面的に認めたのだ。
疑惑が発覚した際、ネットではビッグモーター前社長の豪邸に対する皮肉の声が多く上がっていた。
(以下は、2023年7月27日に配信した記事の再掲載です)
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「環境整備で……」
損害保険会社への不正請求問題の渦中にある中古車販売大手のビッグモーター。7月25日に社長の兼重宏行氏らが会見を開き、26日付で辞任することを発表したが、騒動は収まるどころか、拡大している。
不正請求だけじゃなかったビッグモーター
ビッグモーターには、不正請求のほかにも、店舗前の街路樹に除草剤を撒いたことで枯れたのではないかという疑惑も浮上している。
「昨年8月に群馬県太田市にあるビッグモーターの店舗前だけ、街路樹が枯れるという事件が起きました。県が調査したところ、除草剤の成分が検出されたため、県は被害届を提出していました」(全国紙社会部記者)
25日の会見でも、この疑惑についての質問がされたが、兼重氏が冒頭の発言をしたところで、陣内司管理本部長が被せるように「きちんと調査をさせていただきまして、適切に対処させていただきたい」と発言。
再び質問を受けた兼重社長は「除草はやりますので、それでなったのか。枯らすようなことは普通やりませんよね。見栄えも悪いですし、整えることはしますが」と説明し、会社として指示したことを否定した。
新社長の和泉伸二氏は、10年前ほど前には、店舗前の雑草を取り除く取り組みの一環で、軽い気持ちで除草剤をまいてしまったことがあると思う、という趣旨の発言をして、弁明していたが……。