シルバーウイークの予定が決まっていないなら、ぜひおすすめしたいのが道の駅巡り。
“道の駅ってドライブの休憩所じゃないの?”と思っているなら、大間違い! 今や、子どもから高齢者まで楽しめるエンタメスポットに変貌中なのだ。
達人に聞く!道の駅の楽しみ方
全国1209か所の道の駅のうち現在1196か所を制覇、各施設にあるスタンプもコンプリートしたという道の駅の達人・浅井佑一さんによると、
「僕が道の駅を回り始めたのが、2014年3月。この年は道の駅が1000か所を超え、メディアでも話題になり、注目を集め始めたころでした。
道の駅ができた当初は、旅の途中で立ち寄る休憩所に過ぎなかったのですが、このころから、道の駅を巡るバスツアーが企画されるなど、旅の目的地として魅力ある場所に変わりつつありました」
とのこと。地域特産品が買えて、グルメも楽しめるのはもちろん、温泉がある施設も多く、アスレチックや乗馬、そば打ちに砂金採りも楽しめる変わり種の道の駅もあるそう。
「道の駅だけで充実した休日が過ごせますよ。疲れたら、宿泊施設のある道の駅で泊まりがけもいい」(浅井さん、以下同)
道の駅を回り始めたとき、浅井さんは自分の中で2つルールを設けたそう。
「道の駅で車中泊をすることと、道の駅で食事をとることです。道の駅にレストランがあれば外食し、ない場合は産直市場で食材を調達してキャンピングカーで調理しました」
旬の野菜を納品する農家の人たちに会えるなど、地産地消を肌で感じることもできる。
「以前は、その地域を知るには地元スーパーに行くのが一番だといわれていましたが、今、全国どこのスーパーに置かれている商品も均質化されています。
一方、道の駅には、その地域にしかないものがある。外から来るわれわれのような観光客は、やはりその土地ならではのものを買いたい。そのニーズを満たすのが道の駅になっている」
進化が止まらない道の駅。
「これからは周辺の観光やグルメを楽しむための拠点になっていくと思います。すでに、観光協会がオフィスを構えている道の駅も。地域の魅力を知る場所、発信する場所として、今後もますます目が離せません」
と太鼓判を押す。いざ、達人の選ぶ道の駅ベスト5へ!