日常の気になる疑問を解決!これから旬を迎える柿。かたくてイマイチなときは?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。
知って楽しい!おもしろ雑学
Q.これから旬を迎える柿。かたくてイマイチなときは?
A.風通しの良い場所に置いて追熟、が基本。“ある果物”と一緒に保管するのも手です。(フルーツジャーナリスト 肥後庵代表 黒坂岳央)
さんまや栗、さつまいもなど、スーパーに少しずつ秋の食材が並び始めた。
秋といえばフルーツがおいしい季節。いろいろな果物が旬を迎えるなかで、外せないのは柿。
ただ、いざ食べてみると、かたくてイマイチなことも。まだかたい柿をやわらかくする方法はないのか。フルーツジャーナリストの黒坂岳央さんに聞いた。
「完熟していないかたい柿にあたってしまったときは、冷蔵庫に保存せず、常温で風通しの良い場所に置くと“追熟”してやわらかくなります。
スーパーなどに流通している柿は、早い段階で枝から切り離して収穫し、出荷をする段階で追熟をするように計算されているのですが、熟成が足りていないこともあるんです」(黒坂さん、以下同)
風通しの良いところに移動させたら、1日ごとに皮を指で押して様子を確認。新鮮なトマトと同じくらいのかたさになると、食べ頃だという。
また、追熟をする際に“ある果物”を一緒に置いておくと、早く熟成されるそう。
「ご家庭にりんごがある場合は、柿とりんごをビニール袋に入れて軽く結び一緒に置いておくのがおすすめです。りんごは他の果物の熟成を促す“エチレンガス”を発しています。エチレンガスは野菜や果物が分泌する植物ホルモンの一種。
他にもこのガスを発する果物はありますが、りんごは分泌量が多いので、追熟させるのに効果的なんです」
ちなみに、“買ってきたら思いのほかかたい”となりがちなアボカドやキウイも、りんごと一緒に袋に入れておくことでやわらかくなる。