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5月下旬から約1週間、秋篠宮家の次女・佳子さまがギリシャを公式訪問されることが決定。佳子さまの外国公式訪問は、昨年11月のペルー訪問以来、3度目となる。
佳子さま節目の年で皇位継承に関する方策
「外交関係樹立125年を迎えることから、ギリシャ側から招待があったとのこと。首都アテネでサケラロプル大統領を表敬訪問し、記念式典に出席されるほか、地方都市の視察も検討されています」(皇室担当記者)
佳子さまは今年の12月で30歳を迎えられる。節目の年ということもあり、佳子さまのご結婚という未来を見越してか、政府では安定的な皇位継承に関する方策について、議論を重ねている。
「旧皇族の男系男子を養子に迎える案と、女性皇族が結婚後も皇室に残るという2案を今後、国会で具体的に協議していく方向です。“緊急的な課題”として取り組んでいる政党もあるので、どのような形で議論が着地するのかに注目が集まっています」(皇室ジャーナリスト)
婚姻後も皇族の身分を保持する案について、皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授は、次のような見解を示す。
「政府は皇族の数が減りゆく中で、女性皇族が結婚しても皇籍を離れないようにして、ご公務の担い手を残しておきたいという意向だと思います。
私としては、ご公務の担い手は、ご公務の整理によってその負担を減らせると思うので、皇族数の問題ではないと考えています。将来にわたって、安定した皇位継承を続けられるかどうかが大切であり、女性皇族にも皇位継承権を与えることが必要だと考えています」(小田部教授、以下同)