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「普段は朝ドラを見ないのですが、フェミニズムにもともと興味があり、日本初の女性弁護士・裁判官になる主人公ということでどんなものなのか見たいと思いました」(20代の女性視聴者・Aさん)
朝ドラの主な視聴者層は50代以上だが、『虎に翼』の場合、全世代の個人視聴率が9・12%なのに対し、F1層(20~34歳の女性)が1・47%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
指示の理由は「ストレスが少ない」
ちなみに前作の『ブギウギ』は個人視聴率8・80%でF1層1・02%、前々作『らんまん』は個人視聴率8・90%でF1層が1・05%だったという(いずれも第11回~14回)。
なぜ『虎に翼』は若い女性から支持を集めているのか。ドラマウォッチャーのカトリーヌあやこさんによると、
「まずドラマとして面白いです。朝ドラにありがちなヒロインの家庭が貧しい、嫌な姑がいるなどの見る側のストレスが少ないというのと展開のテンポが速く、そして適度にコミカルで非常に見やすい。
今でも多かれ少なかれ『女だから』『女のくせに』ということは体験しますが、言葉にはしにくいモヤモヤを『はて?』と寅子が言語化してくれるのがいいですね」