警視庁府中署は6月20日、自営業の平野貴久容疑者(38)を強制わいせつの疑いで逮捕した。容疑者は12日午後9時ごろ、府中市内の駐輪場内で、女子高生にわいせつな行為をしたというもの。
「女子高生の全身の写真を撮って“ばら撒くぞ!”と脅した上で、抱きついて胸や尻を触った。女子高生が大声を出したので、その場から逃走していた」(全国紙社会部記者)
事件から数日後、被害者の母親が警察に通報。
「府中署が近隣の防犯カメラを調べたところ、駅と駐輪場間を往復する容疑者の姿が映っていたため、逮捕に至った。警察にはほかにも同様の被害が届いており、余罪を追求しているところ」(同・社会部記者)
平野容疑者は警察の取り調べに対して、
「仕事がうまくいかず、自暴自棄だった。ストレス発散のためにやった」
と率直に容疑を認めているという。
犯行現場となったのは、駅に隣接する駐輪場。
「警察官がきて、捜査していました。そのときは“男が女子高生を押した”などと説明してくれましたが、ホントはわいせつ事件だったんですね……」(駐輪場の利用者)
モットーは《知は力、力は知から》
駐輪場から約850メートルのところに、平野容疑者が住んでいたアパートがあった。築21年、2階建てで、間取りは1K、家賃は月6万円だという。同アパートの住民は若い単身者がほとんどで、隣人とのつきあいがないため、容疑者に関する情報はほとんど得ることができなかった。
平野容疑者のSNSによると、神奈川県出身、県立高校を卒業後、トレーニング専門学校を経て、パーソナルトレーナーに。県立高校男子バレー部のアスレチックトレーナー、国立大学アメリカンフットボール部のコンディショニングコーチ、ラグビーの強豪私立高校のトレーナーなどを歴任。
同高校に容疑者の人となりを取材すると、
「3年間、トレーナーとして契約していた。真面目に勤務していて、特に問題はありませんでした。2年前に辞めたのは、契約期間が切れたからです」
その後は東京都立川市にある大手フィットネスジムと契約。“仕事がうまくいかず、自暴自棄になった”ため犯行に及んだという容疑者。その仕事ぶりについて知るべく、同ジムに再三にわたって取材依頼するも、とうとう回答は得られなかった……。
SNSに記された容疑者のモットーは《知は力、力は知から》。まさに真逆、人間の知性からかけ離れた卑劣極まりない凶行に走った容疑者はしっかりと罪を償ってもらいたい。