8月12日、東京・お台場にて野外音楽フェス『CRASH CRISIS』が開催された。「新たなるロックの祭典」と銘打ち、国内のハードロック、メタルバンドが集結。しかし、参加したファンからは「会場がガラガラだった」と悲しみの声が寄せられている。
「自分たちの手で地球を守っていく。ロックは世代を超える。ロックは国境を超える。」というコンセプトのもと、今年初開催した『CRASH CRISIS』。お台場R地区と呼ばれる野外スペースにて、午前中から夜まで1日を通して開催された。
年齢層的に無謀だった?
「同フェスは今年の5月末に開催が発表され、『ハードロックファン20000人集結。』との宣伝文句で告知を行っていました。実際、お台場R地区は大型音楽フェスのほか、ビアガーデンなどが開催されるほど広い野外会場です。出演者は海外でも活躍するLOUDNESSやCrystal Lakeのほか、80年代から90年代にかけて一世を風靡したSHOW-YA、がんの手術を受けて療養中だったデーモン閣下など、国内のアーティスト合計11組が名を連ねていました」(音楽ライター)
しかし、SNS上には参加したファンから意外な声が多数寄せられていた。
「『会場がスッカスカ』『前方しか埋まってなくてガラガラ』などと、会場の残念な状況を伝える投稿が続出したんです。人が少なすぎるからか、『フードやドリンクの購入、トイレ、喫煙所はほぼ待ちなし。会場内の移動は快適』と感想を綴っている人も。彼らが投稿している写真や動画を見てみると、確かにステージに近い前方にはお客さんがいるものの、会場全体では3分の1も埋まっていないように見えます」(スポーツ紙記者)
参加したファンの中には、こうした状況を悲観して「もうヘビメタなんて誰も聞かないんだと思う」「会場がガラガラすぎて、来年は開催しないだろうな……」などと落胆する声も出ていた。
一方、真夏の野外かつアスファルトの会場だったため、
「真夏にあの会場に行ったら絶対体調悪くなると思ってやめた。メタルの人気うんぬんじゃなくて、会場の問題では?」
「ヘビメタファンに40〜50代が多いことを考えると、この時期の野外フェスはそもそも無謀だったね」
といった指摘も見受けられた。