8月19日、霜降り明星の粗品が個人のYouTubeチャンネルを更新。人気企画『1人賛否』で、木村拓哉に噛み付くシーンがあった。
「木村拓哉さんがインスタライブをした際に、声をかけていいか? という質問に対して、“全然構わないですよ。むしろちゃんとSay Helloしてくれた方がうれしいかな”と発言したことに対して、“お前、俺の“Say Hello”無視したやんけ~!!”とツッコミを入れたんです。『1人賛否』に関しては“コント。自分の意思ではない”と本人は語っているのですが、毎回のように炎上していますね」(スポーツ紙記者)
NSC生が憧れる先輩2位に
人気アイドルなども“口撃”するため、ネット上では粗品への批判も多いものの、テレビ業界やお笑い業界では粗品や霜降り明星が再評価され始めている。
「鬼越トマホークのYouTubeで発表された『現役NSC(養成所)生に聞いた尊敬している芸人ランキング2024』で、せいやさんが3位、粗品さんが2位にランクイン。ともに昨年からランクアップ。投票した生徒が“パッケージ化、収益化する能力が高すぎる”とコメントしていましたが、YouTubeチャンネルはコンビ、個人ともに好調ですし、令和の芸人ならではの稼ぎ方をしていますよね」(お笑いライター)
また先日放送された『FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭!』(フジテレビ系)の成功で、企画会議で名前が上がる機会が増加しているという。
「あの若さでコンビでもピンでも力を発揮できる芸人は、そう多くないですからね。特に粗品さんは『27時間テレビ』ではMCのほか、『逃走中』でのヒール役、『ハモネプ』でのアーティスト目線での専門的な解説など、マルチに活躍しました。明石家さんまさんなど大物にも動じずにイジりまくるのも肝が据わっている」(放送作家)
YouTubeでさまざまな有名人に喧嘩を吹っかけているものの、現段階では問題視されていないという。
「粗品さんの場合は狙った上での炎上ですからね。しかも毒を吐くのは自分より格上のスターや先輩芸人、人気者ばかりで一般人は口撃しません。第2のフワちゃんにならないとは言い切れませんが、現状は問題ないという判断ですね」(制作会社関係者)
一方で、所属する吉本興業では反応が分かれるようだ。
「粗品さんは20代の若さで『M-1チャンピオン』と『R-1チャンピオン』の2冠を達成した若き天才。所属する吉本興業は賞レースのチャンピオンを優遇する傾向にありますが、霜降り明星のことは中でも高く評価しています。一方で粗品さんだけ独立して、キングコング形式になるようだ……という噂が流れたぐらい、事務所も粗品さんの扱いには手を焼いているとも聞きます」(テレビ局関係者)
まさに“1人賛否”といった粗品の暴走をフォローしているのが相方のせいやだという。
「せいやさんは下っ端のスタッフや後輩芸人も壁を作らず接してくれるので、みんなから愛されているんですよ。せいやさんがスタッフと粗品さんとの良いクッションになっているため、霜降り明星は業界ではあまり敵を作らずに済んでいるという印象です」(前出・制作会社関係者)
業界関係者では粗品は「令和のダウンタウン」と期待されているようだ。
「ダウンタウンがお笑い業界の掟をぶち壊して新しい道を切り開いてくれたように、コンプライアンスの強化などでがんじがらめの令和のお笑い業界の閉塞感を打破してくれているのは、凄いの一言。ネタ見せをすると、粗品さんに影響を受けまくっている若手芸人がゴロゴロいますよ(笑)」(放送作家)
業界内外で評価が高いだけに、フワちゃんのような不適切発言だけには気をつけてほしいものだ。