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10月30日、過ごしやすい秋晴れの中、東京・赤坂御苑では秋の園遊会が催された。
今年の園遊会はフルネーム
「毎年、春と夏2回にわたって開催される恒例行事ですが、今年はいくつか変化がありました。これまでは、招待者の配偶者の名札には“○○夫人””○○夫君”と記載されていましたが、一部の批判声を受けて今年は廃止に。配偶者にもきちんとフルネームで記載するようになりました。
また、'23年の春から昨年の春までの園遊会は、コロナ禍が明けてすぐということもあり、飲み物と軽食のみの提供にとどまっていましたが、今回からはメニューがコロナ禍前に戻り、園遊会の名物であるジンギスカンや焼き鳥など、その場で調理された料理が振舞われました」(皇室ジャーナリスト、以下同)
オリンピックイヤーの今年は、参加者にもそのカラーが色濃く反映されていた。
「柔道男子66キロ級の阿部一二三選手や、陸上女子やり投げの北口榛花選手、スケートボード男子ストリートの堀米雄斗選手、体操の岡慎之助選手ら、パリ五輪金メダリストが招待され、両陛下をはじめとする皇族の方々と懇談されました。若いアスリートたちがそろって参加した今回、園遊会の場はいつにもました活気に包まれました」
やり投げの北口榛花選手は両陛下との懇談をこう振り返る。
「両陛下からは、やりの材質や重さについての質問をいただきました。陛下から、“パリ五輪では、やり投げの飛距離が65メートルだったんですね”とお声がけいただき、私は“65メートルなら、だいたいここから(会場の赤坂御用地の)池を越えられるんじゃないでしょうか”とお話しさせていただきました。こんな機会はめったにない機会だと思いましたし、両陛下はおひとりおひとりと丁寧にお話しされていて、すごいなと思いました」