そう語るのは、絶大な人気を得ていたバラエティー番組『マジカル頭脳パワー!!』で司会を務めていた板東英二。1996 年には31・6％という最高視聴率を記録。途中で放送日が土曜から木曜に変わったのも、野球中継でよく休止になることを残念がった視聴者たちの声に応えたからだそう。SMAPをはじめ、TOKIOやV6が番組の常連となっていくことで、ジャニー喜多川氏との親交も深めることができたという。
「とにかく5歳くらいの幼児から80歳くらいのおじいちゃんおばあちゃんまで、一気にファンとしてつかんだタレントは、たぶん日本でボク以外にいないんじゃないんですか! 自慢ですけど（笑い）。実際、孫に会いに行くために地下鉄に乗ったら、ちょうど小学生の下校時間だったらしくてワァーッと大歓声が起きちゃって。思わず電車を途中で降りましたよ（笑い）」
まさに、“日本一の司会者”だったわけだが、残念なこともひとつあったそうで……。
「その孫が当時まだ小さくてね。もう少し大きくなったころにこの番組やっていたら、もっと尊敬されたのにと（笑い）。両親も海外に行ってしまっていて、実はいちばん見てほしかった人たちには見てもらえてなかったんです（笑い）。またこんなブームを起こせたらね。こんな年ですけど、一生懸命できることを頑張っていきたいと思います」
