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ー “朝ドラ”俳優に混じって存在感
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ー ビジュアルでかえって“損”も

 

 ドラマ『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)はNetflix並みの製作費をかけたと言われており、NHK朝ドラの主演俳優が顔を揃えるなど、俳優陣も豪華だ。今期のドラマの中では、一番見ごたえがあるという声も出ていたが、視聴率では苦戦を強いられている。

 TBSのホームページには、『昭和の高度経済成長期と現代を結ぶ70年にわたる愛と青春と友情、そして家族の壮大なヒューマンラブエンターテインメント!』とあるとおり、テーマは壮大なのだが、《ストーリーが複雑に入り乱れすぎてついていけない。伏線、考察も多すぎる》と、早々にリタイヤしてしまう視聴者もいたようだ。しかし、物語が中盤に差し掛かかり、“謎”が解明され出すと、視聴率も徐々にアップしてきている。

“朝ドラ”俳優に混じって存在感

「確かにわかりにくいところはありますが、じっくり腰を据えて視ると、面白さが伝わってきます。ベテラン俳優たちはもちろんですが、主演、準主演の“朝ドラ”俳優たちは演技もうまく、見入ってしまいます」(テレビ誌ライター)

 神木隆之介、杉咲花、土屋太鳳ら“朝ドラ”俳優たちに混じって、存在感を放っているのが池田エライザだ。

 年配の視聴者にはあまり馴染みのない池田だが、2009年にファッション誌『二コラ』のオーディションでグランプリを獲得し、モデルデビュー。早くから女優を目指しており、オーディションに挑戦し続けていたという。そして2011年公開の『高校デビュー』でようやく俳優デビューを果たすと、その後は数多くの映画やドラマに出演。主演作品も多い。

 また、モデルや俳優だけでなく、音楽の分野でも活躍しており、21年8月10日には『ELAIZA』の名義で音楽活動を本格的にスタート。さらに、20年には映画24区の青春映画製作プロジェクト『ぼくらのレシピ図鑑』シリーズの第2弾『夏、至るころ』で映画監督としてもデビューし、『エル シネマアワード2020』の『エル・ガール ニューディレクター賞』を受賞している。