Aぇ!groupの佐野晶哉が、3DCGアニメ映画『ヨウゼン』の日本語吹き替え版で主役を務めることが12月15日に発表された。同作は中国の古典小説『封神演義』に登場するキャラクター“ヨウゼン”を主人公にした物語で、中国国内で興行収入100億円超えという歴史的ヒットを叩き出した注目作だ。
佐野はヨウゼン役で、今回が声優初挑戦。神の力を盗んだ少年“ジンコウ”役の声優・増田俊樹と共にダブル主演を務める。
「アイドルが声優初挑戦でビッグタイトルに出演、しかも主要キャラを演じた例はかなりあります。最近ではTravis Japanの松田元太さんが、ディズニーの『ライオン・キング ムファサ』に主人公の弟で若き日のスカー“タカ”役として声優初挑戦で抜擢されました。後にムファサの運命を変えることになる重要な役どころです。ムファサ役の尾上右近さんも初めて声優を務めるのですが、彼は俳優で歌舞伎役者。松田さんの演技力と《差が出ちゃいそう》と心配する声もあります」(スポーツ紙記者)
「本当にやめてほしい」
同じくTravis Japanの川島如恵留はアニメ『多数決』で、声優初挑戦にして主人公たちが対立する強敵の1人“葛西甲斐”役を演じている。過去にはSixTONESの松村北斗も、映画『すずめの戸締まり』でメインキャラクターの宗像草太を演じるなどアイドルの声優挑戦が止まらない昨今。アイドルの抜擢にはいつも疑問の声が噴出しており、声優初挑戦で主役に抜擢された佐野に対しても、
《アイドルがいきなり主役やるの、本当にやめてほしい》
《またこのパターンか……声優の仕事は声優に任せればいいのに》
《声優初挑戦で主役って、作品のクオリティが心配になる》
など、厳しい声が続出している。果たして、佐野の声優としての評価はどうなのか。
「佐野さんの抜擢に対しては、《佐野くんは声がすごくいいから、めちゃくちゃ期待できる》といった声も聞こえてきます。実は彼、アイドル活動の傍ら高校の音楽科で声楽を学び、その後、音楽系の短大を卒業しているという経歴が。幼少期には劇団四季に所属し、ミュージカルへの出演経験もあります。歌や演技面での評価は高いので、声優挑戦も上手くいくのではないでしょうか」(芸能ライター)
声優の演技は、ミュージカルや映画、ドラマなどの芝居とはまた違った技術が必要。しかし、これまで音楽や芝居に真摯に打ち込んできた佐野なら、その腕にも期待できるかもしれない。