フジテレビ系の特番に“非常事態”だ。
2月22日の夜9時から放送された『小泉孝太郎&かまいたちの芸能人テスト』。芸能界No.1の芸能通を決めるべく、さまざまなクイズ問題が出題されたのだが、視聴者はある異様な光景に驚いているというのだ。
オープニングのクイズは、学生時代の卒業アルバムの写真を見て、誰の若いころなのかを当てるというもの。チョコレートプラネット・松尾駿、DJ KOO、神田愛花、キンタロー。といった芸能人の若かりしころの写真が続々と登場。FUJIWARA・藤本敏史や椿鬼奴ら解答者たちが、写真の顔立ちから想像して名前を導き出した。
《文化祭くらいしょぼかった》
ところが、そんなVTRが終わりスタジオの“全景”が映り出した頃から、ネットがザワつき始める。
《芸能人テストのスタジオの装飾とかセットが簡素で安っぽくない?笑 ぱっと見後ろが全部青いカーテンだけみたいな笑》
《スポンサーが付かないからなのかセットが文化祭くらいしょぼかったね》
《安っぽいなぁ…ホンマにお金無いんやな》
《スタジオセット激やばなチープさ(笑)》
そう、司会者席、そして解答者席があるスタジオのセットのクオリティが、かなり安上がりという声が巻き起こったのである。本来ゴールデンであれば、かなり豪華な印象があるが……。
「予算がなさそうな昼の時間帯の特番のセットも、番組のロゴのパネルが真ん中に置かれたり、花が飾られるなど、一応見栄えを気にしたりするものです。もちろんお金がかけられていないことは一目瞭然ですが、今回は仮にもゴールデン、しかも小泉さんとかまいたちという2組の名前を冠した特番です。そのセットが、後ろに青い幕を垂らし、少し幾何学的なデザインを凝らしただけの味気ないなもの。フジの窮状にショックを覚えましたね」(ベテラン放送作家)

もちろんこの特番1回で、フジが追い込まれていると判断するのは早計だが、奇しくもこの前日にオンエアされていた番組で、千鳥・大悟がそれを裏づける“重要証言”をしていた。
「21日放送の『酒のツマミになる話』の冒頭、大悟が笑いながら『本当に。がんばりましょうね』とゲストに声を掛けた後、『なんか、別にいいんすけど、フジテレビ、なんか暖房切ってないっすか?』と疑問を呈したのです。これに他のゲストも『絶対切ってる!めっちゃ寒かった』『ちょっと薄っすら寒かったよな?』といたく共感。局内の空調に対してタレントが物申したこの出来事はネットニュースにもなりました。今回の特番で、この大悟の暴露が目に見える形で証明された形となりました」(芸能プロダクション幹部)
ちなみにこの番組、本来提供を紹介する画面には、スポンサーの名前は一切なかったという。フジの第三者委員会が予定している調査報告まで残り約1か月。果たしてクライアントの信頼を取り戻すことはできるのだろうか。