立浪和義前中日監督がYouTubeチャンネルを開設することがわかり、ファンに“動揺”が広がっている。
YouTubeを批判
2月24日、同氏のサポートスタッフが投稿するインスタグラムにつづられたのが、「令和7年3月3日 YouTube Start」という文字と、「緩い感じでお届けします。皆様に少しでも楽しんでいただければ嬉しいです」という文章。
立浪氏の監督時代の背番号は「73」、選手時代は「3」だっただけに、開設日もそれに合わせたのだろうか。いずれにしても、現役時代に「ミスタードラゴンズ」として知られた同氏のうれしい“近況”のはずが、意外にも不評のようなのだ。
《気がどうかしたのか?》
《言っていたことと真逆の行動してますね》
《やらないとか言ってたのに……そういうところやな》
と、YouTube開設に対する厳しい指摘も多いのだ。「ファンがツッコミを入れるのも無理はありません」というのは、さるスポーツ紙記者。
「2022年から2024年まで中日の一軍監督に就いていた立浪さんですが、残念ながら在籍期間は球団史上初の3年連続の最下位で終えました。そんな失意の退任から2か月半後の昨年12月、愛知・豊橋市で行われたファンミーティングでファンから『今後、YouTubeやXなどのSNSの運用は考えているか』と聞かれた際、『YouTubeは基本出ないと思います』と回答。
理由として『(他にYouTubeを運営している)プロ野球OBが再生回数を上げるために言わなくていいことまで言うような風潮になっている』と批判したのです」
つまり、このときの発言を覚えているファンから“言行不一致”ではないかという疑念が持たれているのである。だが、同氏にはファンから不信感を抱かれてしまう“前科”があるという……。
「立浪さんは2021年10月の監督就任会見で『打つほうは必ず何とかします』と言いきってファンを期待させたものの、貧打は解消しませんでした。
また同氏は『絶対に選手を好き嫌いで使ってはいけない』とも言っていましたが、2022年、当時中日に在籍していた京田陽太に対し『戦う顔をしていない』と試合中にもかかわらず2軍降格を命じ、横浜から名古屋へ強制送還。これが『好き嫌い人事』との憶測が広がったのです」(前出のスポーツ紙記者、以下同)
1987年、PL学園高校からドラフト1位で中日に入団。その後は攻守にわたる活躍でリーグ優勝や日本一にも貢献するなど、“中日に立浪あり”と言わしめたが、監督となって評判を落としてしまったようだ。
さて、そんな同氏に、YouTubeの勝算はあるのだろうか?
「昨年末のファンミーティングでは、YouTubeをやっている野球ОBに苦言を呈していましたが、野球の話をしないとどうにもならない。かといって選手時代の話など、すでに聞いたエビソードも多い。また最初は元選手同士のコラボもハマりそうですが、そのうち尽きてくる。かといって、例えば大食い動画など需要のないことにまで手を出し始めると、コメント欄が荒れそうです」
どんな動画を出すのか、期待半分で待つことにしよう。